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【大阪】いちばん遠くて身近な国のワイン

2005/03/22


【お知らせ】 ビジネスイノベーターのオフタイム・クリエーターの連載は、2005年4月からnikkeibp.jpライフスタイル面の「充実空間」のコーナーに掲載しております。最新の記事はnikkeibp.jpライフスタイル面「充実空間」でお読みください。

織田信長も愛飲!?

 ワインの国と言えば、まずフランス、イタリアと言いたいところですね。最近では、チリ、オーストラリア、カリフォルニアといった国・地域のワインもよく見かけるようになりました。しかし、忘れてはならないのが、ポルトガルです。

 ユーラシア大陸の西の果ての小国、ポルトガル。15世紀から始まった大航海時代には、南蛮船で日本の種子島に漂着し鉄砲を伝えるなど、古くから日本に影響を与えた国です。

 カステラ、テンプラ、タバコ、カルタなどお馴染みの言葉は、ポルトガル語に由来することで知られています。意外なところでは、京都・先斗町の「ポント」。ポルトガル語の「先っぽ」から来ているそうですよ。

 鉄砲が伝わったころ、日本は戦国時代。時の武将、織田信長は、鉄砲をはじめとする南蛮文化を積極的に取り入れました。南蛮酒は珍陀(ちんた)と呼ばれていたことから、たしなんだお酒はやはり、ポルトガルのティント(赤ワイン)では? 実は、とっても古い付き合いのようなのです。

 ポルトガルワインは、食前・食後酒として楽しむポートワインが有名です。でも、その他にも美味しいワインがたくさんあるんですよ。あまり売られているのを見かけたことがないという方へ、ここ大阪には、本格的なポルトガルワイン専門店があるので、ご紹介しましょう。

ポルトガルワイン専門店「播磨屋」

 大阪・北浜にある、証券取引所近くのこじんまりとしたオフィス。一歩中に入ると、店主の山本氏が、カウンター越しに笑顔で迎えてくれる。ポルトガルワイン専門店は、店主がポルトガルの民族音楽“ファド”とワインをこよなく愛することから始めたお店です。

 実はこの店主、以前の仕事の関係で、ワインを日本に広めた栄誉を称えたメダルをフランスから贈られたことがあります。また、国税局で「利き酒士」をするなど、お酒に関してはかなり高い見識を持つ、お酒のエキスパートなのです。仲良くなれば、お酒に関するうんちく話を披露してくれるかもしれません。

 店内に整然と並べられるヴィンテージ・ポートワインをはじめとしたワインの数々は、そんな店主が厳選したものばかり。しかも価格がリーズナブル。スタートしたころは日本にあまり馴染みのなかったポルトガルワインも、他の国のものには見られない味わいや値段の手軽さがうけ、ファンが着実に増えているご様子。

 よく「肉料理には赤、魚料理には白が合う」と言われるワインですが、シーフードを好んで食べるポルトガルでは、赤ワインと共に魚を食べたりするそうです。赤でも渋みが少なくてさらっと飲めるものもあり、和食にもすんなり取り込んでしまえそう。

店主いちおしの銘柄

ヴァスコ・ダ・ガマ ブリュット

どこの国のものかすぐに連想できてしまう「ヴァスコ・ダ・ガマ」というブランドの辛口スパークリングワイン。1本(750ml)で、税込1040円という手軽さながら、2000年に本場フランスのワインコンクールで受賞したことがあるという、なかなかの優れもの。

 ポルトガルの建国時からぶどうの栽培が始められたというバイラーダ地方で、昔ながらの方法で醸造されたそのフルーティーな味わいは、どんなお料理にも合いそう。箱買いの方多数、人気急上昇中。

ヴァスコ・ダ・ガマ ブリュット

カザル・ガルシア ヴィーニョ・ヴェルデ 白

 ヴィーニョ・ヴェルデとは、「若い(緑)ワイン」の意味だそう。このワインはこの地方でしか造ることができないフルーティで爽やかな、薄いグリーンを感じさせる、微発泡の美しい色合いのワイン。ポルトガル最北部、大西洋寄りの穏やかな気候に恵まれた「コスタ・ヴェルデ(緑の海岸)」という土地で選び抜かれたぶどうから造られています。

 このデリケートなワインは、日本では決して口にできないと言われていました。なぜなら、日本に着くまでの航海中、赤道を通らないといけないから。高温のコンテナ内でワインが傷んでしまうのです。そこを同店では、冷蔵コンテナで直輸入。これでたったの830円(税込)というから驚きです。

カザル・ガルシア ヴィーニョ・ヴェルデ

ドウロ エヴェル 赤

 こちらは、王室御用達のポートワインメーカーによるもの。このメーカーは、ポルトガルだけでなく世界中のワインの造り手から優秀な人を集めています。例えば、カリフォルニア屈指の作り手、ジェリー・ルーパー氏を引き抜き、上質のワインを造ることで知られています。独特の深い成熟感のある風味が自慢。750ml、1029円(税込)。

ドウロ エヴェル

キンタ・デ・カロリーナ 赤

 「ドウロ エヴェル 赤」と同じく、ポルトガル北部の山間の地域、良質のワインを産出することで評価の高いドウロ地方で、ジェリー・ルーパー氏の手によって造られたワインです。播磨屋で扱うワインの中でも最高級。ジェリー・ルーパー氏が半ば趣味のように、プライベートブランドで造っています。

 ルーパー氏の技術のすべてとドウロ地方で造られた上質のぶどうとが融合した、ドウロ・ワイン独特のこくのある逸品。この銘柄は、世界中で播磨屋とニューヨークでしか売ってないそうですよ。750ml、4988円(税込)。

キンタ・デ・カロリーナ

 かつて同じ会社で先輩、後輩として働いていたという店主と番頭さん。御二方とも、とっても楽しそうにお仕事をされているのが印象的でした。出張の際、気軽に寄ってみるもよし、メールなどでお酒について気軽に相談してみるのもいいかもしれません。

播磨屋の店主(左)と番頭さん(右)

●ポルトガルワインの店 播磨屋
TEL : 06-6204-0546
HP : http://www.w-harimaya.co.jp/

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ベストリザーブのWebサイト

(編集・nikkeibp.jp/情報提供・ベストリザーブ)

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