早くも今年2度目となる沖縄からの帰り道だ。冬のこの時期、暖かい沖縄をフロリダ化、ハワイ化する計画を目下実践中。現役バリバリの世代が、ビジネスのオンとオフとを切り替えながら、どのようにワークタイムを設計するかが肝になる。
スキーをやる皆さんだったら分かると思うが、パラレルで奇麗に滑るのではなく、こぶ斜面をステップターンで勢いつけて降りていくのに似ている。24時間、365日、オンオフが交互に、突然やってくる。
そんな中で、この「永遠なる無駄遣い」は、一見くだらんと映るかもしれないものを取り上げつつ、本当はマーケティングのエキス満載というものを目指している。
あ、万人受けするものを提供するということではないので、マイペースでこれからも情報発信、問題提起をするつもり。
メーカーの担当者とか、マーケティングコンサルタントはこういうところみて、「ほほぉーーー」と納得してもらえればいいし、実際の購入者は「そう、そうなんだよね」とか、「いや実際に使ってみると、こういうことありますよ」とかコメントを書いてほしい。
目指すは、広告がつく名物コラムだったりする。協力をお願いしたい、ROMの皆様。ということで、今後ともよろしくです。
●マッサージチェア
年末の無駄遣いでも取り上げたが、少し詳しく取り上げる。
・場所取るなぁ
友達のM弁護士。
日本でいちばんタイムチャージの高い弁護士事務所の最年少パートナーのご自宅は、都心で120平米もあるのだが、おお行ったらびっくり、マッサージチェアがリビングに鎮座している。
もちろん、自宅に呼ばれるのだから、気心知れた仲だが、マッサージチェアには驚いた。
お嬢さんを抱いて、マッサージチェアに座ることもあるらしい。幼い娘さんのお相手は体力勝負。オイラと同い年の彼は少々お疲れ気味。そこで、マッサージチェアだそうな。もう使いはじめると、手放せないらしい。
ひるがえってオイラの家のリビングはといえば、荷物とか書類が多い。以前勤務していた大手シンクタンクでは机が汚いので有名だったが、これがいまだに治っていない。
まずは自宅にあるモニター兼用のソニーのテレビが壊れるのを待って、薄型テレビに乗り換えたいと考えている。そうすることで、ようやく、人間らしい応接間が出現する。ま、つまりは、雑誌にありがちなすっきりした応接間だ。
この2年ぐらいずっと頭にあるのはテレビの買い替えなのに、年齢には勝てないのか、ふとした時に、マッサージチェアを買おうかという気分になっている。
でも、どう計算しても、電気屋の店先であれだけ存在感のあるものが、自宅に収まるとは思えない。相当のスペースを取るし、家具とマッチしないし、どうしたものかと、行きつ戻りつが続く。
・マッサージを定期的に利用するとどうなるか
ま、1日15分だとして、ちまたにある15分のマッサージは1500円。100回行って15万円。でもね、100回って、毎週通って2年分。その間に、出張だってある。
たぶん、マッサージチェアを利用するのは、週2回くらいだろうか。もみ返しもあるし。そうすると、30万円のマッサージチェアを買うと、2年で元を取れることになる。
でも、2年もするとだいぶ古くなってくる。何年で新しい物に買い換えるのか。それが、家賃とスペースと、そして家族の人数、近くに「てもみん」はあるのか、などなどにより、変わってくる。
・電気屋に通う
これ、できそうだ。ただし、都心のビックカメラとかベスト電器では、競争相手が多すぎる(笑い)。新宿のビックカメラとか、お試しと言いつつ、若い女性がマッサージチェアで完全リラックスしている姿を見ると、おいおいと思ったりする。
ちなみに、このコラムを書くために、週末にとある大型店(穴場的にすいているところ)で寝っ転がっていたら、いやみったらしく、店員が隣にぴたりと張り付いた。
別に質問することないし、カタログは持って帰ってみるので、「説明いらない」と言ったら、そこに突っ立ったまま圧力かけられた。だったら展示販売しなきゃいいのに。
その点、地方はおおらかだ。だから沖縄に行ったときには新都心や国際通りにあるベスト電器にちょくちょく行っている。
・手もマッサージする対応
足裏マッサージの機能でびっくりしていたら、昨年秋から、とうとう手をマッサージするものまでが登場した。
見ていると、どうも腕とかのつかみもみが専門らしい。そのうち手の平とかひっくり返して、押してくれるようになるのだろうなぁ、進化するんだよね。ワープロ打ちまくりのオイラにぴったりの商品、待ってるよ。
足のマッサージは、スラックスのままだと、シワだらけになるし、どうもうまく座らないと、圧力が掛かりすぎたりするので好きではない。
これから就職する諸君などは、腰に優しいアーロンチェアに15万円使うならば、マッサージチェアを購入し、翌日の仕事に備えての疲労回復グッズとして利用したらどうだろう。古い機種だと20万円も出せばよいのがありそうだ。
・どこに置けばいいのか
マッサージチェアと言えば、旅館のお風呂場とか、銭湯の体重計の横がお決まりだった。それが、カタログでは、応接セットの一部としての市民権を得て、見事に鎮座している。
マッサージチェア・メーカーのファミリーなどは、そのあたりを研究しつくしており、オプションを付ければ映像や音楽を楽しみながらマッサージができるようになっている。おまけに、もみ球とかも痛くないように工夫されている。いす自体がふわふわで深く座れて、心地よい。
個人的にはこうしたソフトなものが好きだが、肩こりがひどいスタッフに言わせると、松下電工製品のように、つかんでもみほぐすタイプでないと、物足りなくなるのではないかということだ。
いろいろな年代のスタッフにテストさせて、会社にも1台置いてみようかと思う。
リゾートオフィス(沖縄、北海道、宮崎、和歌山での業務実施)と週休3日は、スタッフによっては実現しつつあるので、次は、オフィス犬とマッサージチェア、それとオリンピックに向けた薄型ハイビジョンの導入である。オフィスのリゾート化と健康維持への挑戦はまだまだ続く。
・無駄遣い候補
最高級機種を中心にいくつか試した。
今のところの候補は、二つ。ファミリーのメディカルチェアD.1と松下電工のリアルプロG。
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| 松下電工の「リアルプロG」 |
ファミリーには、メディカルチェアW.1なる機種が存在し、「手とり、脚とり、コリとります」らしい。いよいよ、指先から手の平までもむようだ。
個人的には、メディカルチェアが好きなのだが、リアルプロGが凝ったツボを的確にもみほぐすということで、肩こりの激しいスタッフには評判が良い。いずれにせよ、大物買いに向け、楽しみながらの電気屋巡りが続いている。
●さて、2月は、リゾートオフィス計画ということで、沖縄を中心に、よく遊び、よく働く姿を追いかけてみたい。ま、勉強モードも必要だが、リラックスするなかで、本業が見えてくるし、飛行機の中という異空間で仕事すると、はかどるよー。究極の仕事場とは何か、オンオフの切り替えの実証実験を実践中だ。“元祖ながら族”の本領発揮だ。
(りん しこう=シンクタンク代表)