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新たなビジネスモデルを構築

AdobeはGenesisのアプリケーションを無料で配布するという。作業空間を共有できるように、Adobeがホスティング・サービスも提供する。InfoWorldの記事によれば、Adobeの考えるGenesisのビジネスモデルは、このホスティング・サービスのサブスクリプション料金を中心とするものという。そして、各アプリケーションを売買できるようにするマーケットプレースも構想している。AppleのiPhone/iPod touch向けアプリケーション販売サイト「App Store」と似たものになるようだ(InfoWorldの記事)。

このGenesisはAIRの具体的な応用例として興味深い。非公開ベータ版を年内にもリリースする計画と、まだまだ構想段階のようだが、アプリケーションの流通と、有償のホスティング・サービスで、Adobeは新しいビジネスモデルを構築しようとしているようだ。まずは、ダラスやシアトル、シカゴなどを回るGenesisのデモツアーを行い、各会場で販売、金融、IT分野のプロフェッショナルといったナレッジワーカーに披露する計画。彼らから有益なフィードバックを得たいとしている。

MicrosoftやSunも参入

こうしてみると、Adobeのアプローチは大変面白い。GoogleがWebブラウザーを使ってさまざまなWebアプリケーションを提供しているのに対し、AdobeはそのWebアプリケーションをブラウザーではなく、デスクトップで利用できるようにしようとしている。昨今注目浴びるWebアプリと従来型のデスクトップ・アプリの“いいとこ取り”だ。そしてこれを、パソコンだけでなく、モバイル機器やテレビなどあらゆる機器に広げようと考えているのだ。

ただ、AIRのようなプラットフォームを提供しようとしているのはAdobeだけではない。Microsoftの「Silverlight」もモバイル分野を目指している。Sun MicrosystemsもRIA向けのソフトウエア・プラットフォーム「JavaFX」で、パソコン以外の機器への展開を狙っている。

■参考記事:
Microsoft、Nokiaの携帯電話機に「Silverlight」を提供へ
Sun、「JavaFX」クライアントはPC向けが2008年秋、モバイル/STB向けが2009年春

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