老舗ソフトメーカーも動かす“クラウド"の広がり
一方で、データの保護/漏えいといった悩みからユーザーを解放し、特定のマシンに依存しないパソコン環境も提供するといった利便性をもたらす。軽量/コンパクトなきょう体は持ち運びにも便利だ。故障しても、安価なマシンをもう1台買ってくればよく、その際はデータの移行や復旧に悪戦苦闘する必要もない。ネットにつながったサーバーからあらゆるソフトウエアを供給するクラウド・コンピューティングの本格的な到来は、携帯電話のような、よりシンプルなパソコンを普及させるのかもしれない。
ULCPCは、Googleのようなサービスが普及したことによって登場した新ジャンルのパソコンだが、それを後押ししているのが新興企業でもある。ネットの世界では、ミニブログ「Twitter」のような人気のある新興サービスが無数にある。そしてそんな新興企業のインフラを、大手Amazon.comの「S3」のような格安のオンライン・ストレージ・サービスが支えているという構図も出来上がっている。
この動きは、米Adobe Systemsのようなデスクトップ・アプリケーションの老舗にも影響を与えている。Microsoftも、新オンライン・サービス「Live Mesh」でこの分野への本格進出を図っている。新たなビジネスモデルを模索しているのだ。
■参考記事:
・Adobeがオンライン・サービス「Acrobat.com」を開始、「Acrobat」とも連携可能
・Adobe、オンラインで画像編集できる「Photoshop Express」をベータ公開
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