4つ目の「アプリケーション」は、iPhoneやiPod touchでネイティブ動作するアプリケーションのこと。Appleはアプリケーションのオンラインストア「App Store」を用意。iPhone 3Gの発売と同時に世界62カ国で始める予定だ。その狙いは、iPhoneを取り巻くエコシステムの構築。全世界の開発者にアプリケーション配布/販売の機会を与え、ユーザーにはアプリケーション入手のワンストップ・サービスを提供するのだ。
■参考記事:
・米国発リッチメディアの潮流、キーワードは「デベロッパー」と「ケータイ」
最後の「他社製品との優位性」は圧倒的に業界トップというiPhoneの先進性。InfoWordによれば、現時点でiPhoneキラーと呼べる端末は登場していない。タッチスクリーンを採用したiPhoneはコンテンツの操作や使い勝手といった点で、他社製品に比べ優位という。
話題性と実績のギャップ
Appleはこの5つの武器をもって、iPhoneのシェア拡大を図る。しかしInfoWordの記事は次のように指摘する。「携帯電話市場に大きな変化をもたらすとあれだけ騒がれたiPhoneだが、市場投入から1年が過ぎた今、言われていたほどの変化は起きていない」(InfoWordの記事)。
iPhoneはこれまで世界で600万台売れたというが、そのシェアは1%未満。売り上げ規模はiPodの10分の1程度だ。iPod/インターネット通信デバイス/携帯電話を組み合わせたこれまでにない端末はその話題性ほどには売れていないということになる。
先進性で他社の追従を許さないというiPhoneだが、安閑とはしていられない状況だ。数カ月もすれば他社もタッチスクリーン端末を投入してくる。iPhoneを短期間でMacintoshやiPodのような主力製品に育て上げるには何らかの起爆剤が必要。それが今回の方針転換なのだろう。第2世代iPhoneとは、同社にとって世界展開の第2段階を意味する。市場参入から2年目に入った今、Appleは今後の展開に大きな影響を及ぼす重要な局面を迎えている。
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