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最終的には、自分が使ってみて不便だと思っていた芯の偏減りにたどり着いたのですが、「自力でシャープペンをちょっと回せばいいんでしょ」といった意見もありました。前例のない商品だから、市場性があるかどうかもわからない。すべてが未知数でしたから、とにかくやってみるしかなかったんです。

偏減りを解消して、常に先のとがった芯で書けるようにするアイデアが出てから、そのためにどうすればいいかを考えるのは早かったですね。書く=押して離すという縦のアクションを利用して横の回転に変え、少しずつ回す。それに必要な機構に行き着くのは難しいことではなかった。逆に言うと、この機構自体はメカ部分の開発に携わった人間なら、比較的出やすい発想です。むしろ、偏減りに問題を見いだせたところが大きかったと思います。問題を見つけたからといって、それを解決するかどうかは別問題ですよね。

シャープペンって部品点数が少ないんです。普通のシャープペンが約10パーツ。「クルトガ」が約20パーツ。大きさの制限もあるし、やれることは限られています。しかも、金額は学生でも買えるくらいに抑えなくてはいけない。そんな中、偏減りを解消するために、芯かペン自体を回す機構を作ることをまじめに考えるほうが変だったのかもしれません。

「クルトガ」は約20の部品からできている。これは一般的なシャープペンシルの2倍の数だ

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