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三菱鉛筆「芯が自動的にとがるシャープペン」(1) クルっと回って芯がトガる新機構を開発、成熟市場へ

2008年9月26日

(聞き手:林田 孝司=フリーライター)

 学生時代はよく使っていたシャープペンシルだが、最近はめっきりと使う機会が減った。しかし、「仕掛け」を楽しむ男の“ギミック心”をくすぐる一本を見つけた。三菱鉛筆の「クルトガ」である。シャープペンシルのメカニズムは、ここ20年、ほとんど変化がない。人間工学に基づいて作られた「持ち心地」が進化しているぐらいだろうか。だが、「クルトガ」はこれまでにない「書くたびに芯が自動的にとがる」といった新しい機能を持つ。この目新しい仕組みのおかげで、クルトガは成熟市場であるシャープペンシル市場に一石を投じて大ヒットとなった。自動的に芯がとがるとは一体どんな仕組みなのか。また、ヒットの要因は何かなどについて、開発に携わった三菱鉛筆の中山協さんに話をうかがった。

芯を押して離すごとに、歯車機構によって時計回りに9度動く

シャープペンシル「クルトガ」の開発に携わった、三菱鉛筆・横浜開発センター課長代理の中山 協さん

シャープペンは、誰もが学生のころから使っているものだと思います。鉛筆と違って研いだり削ったりしないで使える商品なのですが、書いている文字が太く、薄くなっていきます。これは、ペンを斜めにして書くことによって、芯に圧力がかかり偏減(かたべ)りするからです。ほとんどの人は無意識、または意識的にペンを回して、つぶれていない角で細く書けるポイントを見つけて書き続けています。でも、書いているとまた太くなるのでペンを回して……。この繰り返しを解決したのが「クルトガ」なんです。

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