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── 柳澤さんの今の願いは、どこかの自治体に「航空特区」をつくってもらうことだ。そこでパイロットの養成を実施し、いざ災害となった場合の救助要員となってもらう。「社会貢献になるのはもちろんのこと、我が社の赤字も解消できる(笑)」(柳澤さん)。過去には特区の名乗りを挙げた自治体もあったというが、結局行政の無理解によって立ち消えになった。「日本の行政って、本当に融通が効かないんです」。柳澤さんの口調は柔らかだが、ところどころに悔しさもにじませる。──

実は農業用ヘリコプターの開発は今も進んでする。形状も、当初のアダムスキー型から『未知との遭遇』型に進化した。「なんとか年内には発表したいと思っているんですけどね」と柳澤さん

私、東京都庁に提案に行ったことがあるんですよ。ほら、知事の石原さんって派手なデモンストレーションがお好きじゃないですか。自衛隊にパレードさせたりとかさ。それで「これはいい」「使える」と思ったら、即断即決で通してくださるでしょ。ところがねえ、窓口ではけんもほろろの扱いでしたわ(笑)。「えーと、要するに御社は自社製品の売り込みに来たんですか?」とか言われたりしてね。

私としてはそんな気持ちは全然なくて、単に都の防災演習のときに『GEN H-4』のデモ飛行をさせてくれ、程度のものだったんですけどね。「絶対に役に立ちますから」って。企画書など必要書類も一式渡してきたのですが、今日まで何の音沙汰なしですわ。石原さんだったら絶対に興味を持ってくださるでしょうから、返事がないということは窓口の段階で握りつぶされてしまったのでしょう。実に残念です。

え、この記事が掲載されるのと同じサイトに猪瀬さんが連載をお持ちなんですか? 副都知事の猪瀬直樹さん? (急に居ずまいを正して)猪瀬さん、この記事読んでくださらないですかねえ。

諏訪 弘

1970年生まれ。広島県出身。大学卒業後、新聞記者・雑誌記者などを経て、2004年にフリーランスのライター・エディター、カメラマンとして独立。2007年に(株)アトリエ・シップを設立、代表取締役社長に就任した(会社設立のドタバタはこちら)。PCやビジネス関連記事の執筆などを中心に活動している。

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