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私としては当然、作ったからには売りたい。そのためにデモ飛行などもお目にかけたい。ところが実際に飛ばそうとすると、お役人がああだこうだと口をはさんでくる。これがもう本当に面倒でね。まあ、それでも頑張って許可を取るようにはしていますけれど。やはり皆さんの目に触れる機会が少なければ、売れるものも売れませんからね。

どれだけ売れたか、ですか? それ、どうしても言わなくちゃ駄目?(笑)。えー、米国で2機、日本で5機です。合計7機。1機600万円ですから、4200万円の売り上げです。10年かかってね(笑)。一方で、開発費は2億円以上も費やしていますから、もう大赤字ですよ。ゲン・コーポレーションは日本で一番お金のない会社と違いますか。あなた、どこかでお金を調達するうまい方法はご存知ないかな(笑)。

玩具で遊ぶ程度のことに、どうしてお上の許可が必要か

法に従って『GEN H-4』を飛ばすのがどれだけ面倒かお話しておきましょうか。

たとえば自動車だったら、私有地の中であれば免許を持ってなくても運転できますよね。だけどヘリコプターはそういうわけにはいかない。「1センチでも浮いたら航空法に従え」というのが国土交通省の見解なんです。むろん好き勝手に飛ぶことはできない。あくまでも私有地内か、特別な許可を得た場所でなくてはいけないんです。

北海道あたりに、誰の迷惑にもならない広い原野を所有しても同様です。ちゃんと事前に申請をしなくてはいけない。しかもヘリコプターは、原則として垂直離陸・着陸をしてはいけないことになっているんです。決められた仰角通りに離着陸しなくてはいけない。するとどうなるか。仮に100メートル四方の広大な土地を有していたとしても、自由に飛んでいいのは中央の10メートル四方だけ、ということになってしまうんです。

『GEN H-4』の下にたたずむ柳澤さん。普段は自社工場の天井から吊るして保管している。『GEN H-4』の乾燥重量は約75kgと、ごく軽量だ

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