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ゲン・コーポレーション「一人乗りヘリコプター」(2) 飛ぶのも大変、買うのも大変 売るのも大変なヘリコプター

2008年8月28日

(聞き手:諏訪 弘=フリーライター)

(前回記事はこちら

 世界唯一の一人乗りヘリコプター『GEN H-4』の自由飛行を阻んでいるのは、技術的な問題でも性能的な問題でもない。ひとえに法律の規制である。「開発にあたって苦労したことはない」というゲン・コーポレーション代表取締役・柳澤源内さんも、法律との戦いにはほとほと手を焼いている。

 それでも持ち前の明るさと機転、そして粘り強さで、日本はもとより米国やイタリアでもデモ飛行を実現させている。最近ではテレビや雑誌などで紹介されることも増えてきた。少しずつではあるが『GEN H-4』は、その存在感を増しつつある。

1995年に自社工場敷地内で初フライトに成功した時の『GEN H-4』のプロトタイプ

「もう大赤字。日本で一番お金のない会社と違いますか」

ゲン・コーポレーション代表取締役の柳澤源内さん。江戸の発明家「源内」の名が暗示するかのように、これまでの発明品の数は数百にも及ぶという

一人乗りヘリコプター『GEN H-4』が現在の形になったのは1994年のことです。農業用ヘリコプターを試作したのが90年ですから、4年で完成したことになります。

農業用ヘリを有人用に改造するにあたり、主要な改善点は3つです。まず十分な浮力を得るためにエンジンを1基増やして4つとしたこと。それにともない、プロペラを上部に持ってきたこと。さらにエンジンにファンを取り付けて強制空冷としたこと。ほら、ヘリコプターってホバリング(空中停止)している時間も長いでしょ。停まっている間はエンジンに風が当たらない。それでエンジンがオーバーヒートしてしまう可能性が否定できませんからね。

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