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三洋電機 全自動洗濯乾燥機「アクア AWD-AQ3000」(1) 「白物撤退」の危機感が7Lの水道水で洗う洗濯機生む

(聞き手:長田 美穂=フリーライター)

 洗濯乾燥機は「家電のF1」と呼ばれているそうだ。水を扱う機械でありながら、マイコンをはじめ電子部品を多用するし、加熱や送風の仕組み、防振設計も必要になる。機械技術と電子技術を総動員して開発するためだ。

 三洋電機のドラム式全自動洗濯乾燥機「アクア AWD-AQ3000」は、わずか7リットルの水道水で、1回の洗濯ができるという。

 どうやって? 種明かしをすると、洗いばかりでなくすすぎにも、風呂水を使えるようにしたからだ。風呂水には雑菌や汚れが混ざっている。それをオゾンを使って徹底的に浄化。オゾンの作用ですすぎの水にも洗浄力が加わり、すすぎながら洗う機能を持たせることができるようになった。

 2008年3月に発売したアクアは、今回で3代目。初代で搭載した靴やたばこの臭いのついたジャケットを入れておくだけで消臭・除菌する「エアウォッシュ」の機能が話題を呼び、今ではドラム式きっての人気機種に。入社以来、一貫して洗濯機の開発に携わる、三洋アクアのランドリー販売企画部販売企画課主任・内藤正浩氏に開発の経緯を聞いた。

風呂水から作ったオゾン水ですすぐ「オゾンすすぎ」が特徴

「アクア AWD-AQ3000」の開発に携わった、三洋アクアのランドリー販売企画部販売企画課主任・内藤正浩氏

今回のアクア最大の特徴は、「オゾンすすぎ」です。風呂水に高濃度のオゾンを注入してオゾン水に変え、2度あるすすぎ工程を、すべて風呂水から作ったオゾン水ですすぐようにしました。

風呂水を洗いの時に使うのは、どんな洗濯機でも可能です。でも2度のすすぎを風呂水を使ってできるのは、アクアだけの機能です。

オゾンの化学式はO3。不安定な構造で、すぐに酸素原子が1つ外れて酸素(O2)になろうとする。外れる時、Oは有機物とくっつきます。この酸化還元しようとする力を使って汚れを落とすのが、オゾン洗浄の仕組みです。

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