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富士フイルム スキンケア「アスタリフト」(2) 責任と自信をアピールするため「富士フイルム」ブランドで出す

(聞き手:諏訪 弘=フリーライター)

(前回記事はこちら

 「富士フイルム」のブランドで「アスタリフト」を販売することには社内でも議論があった。化粧品業界で自社のブランドがどこまで通用するのか。OEM(相手先ブランドによる生産)で、あるいはWネームで販売してもいいではないか、など。それでも最終的に「富士フイルム」ブランドを選択したのは、「アスタリフト」は富士フイルム独自の技術が盛り込まれていることの自負と責任感、そして一般コンシューマー向けの製品を出したいという志によるものだった。

 売れ行きを心配する声をよそに、「アスタリフト」は大きな好評を博す。当初は通信販売のみに頼っていた販売ルートも、ユーザーの熱心な要望に応える形で店頭販売もするようになった。また大物タレントを起用したテレビCMも放映を開始する。有効成分が肌に浸透するがごとく、化粧品メーカーとしての「富士フイルム」ブランドも徐々に浸透しつつある。

アスタキサンチンの抗酸化力はコエンザイムQ10の1000倍

「アスタリフト」の開発を担当したライフサイエンス研究所主任研究員・中村善貞氏

「アスタリフト」には、コラーゲンのほかにも「アスタキサンチン」という抗酸化物質を配合しています。これは天然由来の紅色の色素で、「アスタリフト」のイメージカラーにもなっています。ちなみにイクラの紅色もアスタキサンチンです。色味(次ページの写真)も良く似ているでしょう?(笑)。

よく「紫外線によるシミ・ソバカスを防ぐ」といったキャッチコピーの化粧品がありますよね。あれには大抵、抗酸化剤が入っている。肌がたるんだり潤いがなくなったりするのは、紫外線によって活性酸素が発生するからです。これがコラーゲンを破壊したり繊維芽細胞を変質させたりする。つまり、いかに効果的に抗酸化物質を肌の奥まで届け、活性酸素の発生を防ぐかということこそ、美肌づくりの要諦なのです。

アスタキサンチンには非常に強い抗酸化力があります。以前、「コエンザイムQ10」という、やはり抗酸化力のある物質が化粧品業界を賑わしたことがありましたね。当社の研究所が調べたところ、アスタキサンチンの抗酸化力はコエンザイムQ10の実に1000倍という結果が出ました。「これは使わない手はない」と考えました。

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