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連想検索システム「想・IMAGINE」(1) 「グーグル」の成功は僕らにとってもチャンス

2008年4月24日

(聞き手:荒川 龍=フリーライター)

 「連想検索」という、日本生まれの検索システムをご存じだろうか。「グーグル」をはじめとするキーワード検索と異なり、単語だけでなく、長文の文章を入力して検索できる。その文章に含まれる多様な単語から連想される文書と、そのエッセンスを表す複数の単語を検索結果として示す。

 連想検索システム、「想・IMAGINE」の産みの親、高野明彦・国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター長・教授(52歳)は、「『グーグル』の成功は、僕らにとってもチャンス」と自信をみせる。単なる調べ物ならキーワード検索、新しいアイデアや商品企画を考える場合は連想検索──近々、そんな時代がやってくるかもしれない。

「グーグル」創業者たちとの思い出

── 今から約8年前。高野氏らが開発した「連想検索システム」DualNAVIは、世界的に権威のあるアメリカの科学雑誌『Nature』(2000年5月11日号)で、「21世紀に注目される情報検索技術」として、「グーグル」と共に紹介された。──

高野 明彦氏 国立情報学研究所連想情報学研究開発センター長・教授

以前、私は日立製作所の基礎研究所に勤めていました。日立時代の1996年3月ごろ、「連想検索」についての研究を始めました。連想検索という考え方はすでに知られていましたが、我々はそれを実際に高速で処理できるシステムとして、まず「DualNAVI」を作りました。最初の 試作品は、1996年10月に完成しました。私は、それをプロデュースする立場でした。

我々も「グーグル」とほぼ同時期から開発に取り組んでいたことになります。今では、向こうの方がはるかに有名ですがね。

DualNAVIが「Nature」に掲載される前の1998年春。その売り込みをかねて、米国スタンフォード大学にデモンストレーションに行きました。実は、そのときに「グーグル」のデモも見ています。

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