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(桐原 涼=フリーライター)

パワーブログはあらゆる分野に存在する

このコラムでは、さまざまな分野のパワーブロガー(=達人)を紹介している。前回までに、家電・マイレージ・お買い物の達人・本の達人を取り上げた。ここで改めて、このコラムの趣旨を記させていただく。

1)狭い分野であるがプロ顔負けの知識を持っている
2)消費者の立場から情報発信している

これが、このコラムにおける“達人”の定義である。よってわれわれは、テレビに取り上げられるようなアルファブロガー以外にも、多種多様な分野に達人を見出すことができる。日本には、1000万近くのブログがあると言われている。ブログの世界は、とにかく豊穣である。このコラムは、岬の先端に立ち「海は広いなあ」と感嘆しているようなものかもしれない。

それはともかく、この連載も6回目となった。今回は、サプリメントの達人、サプリン氏を紹介したい。

サプリメントのお役立ちブログ

「本当はサプリメントでなくてもよかったのです。でも他の分野には、よいブログがたくさんありました。サプリメントに関するブログはあまりなくて、この分野なら一番になれると思いました」。サプリン氏はブログを立ち上げた経緯をこう説明してくれた。サプリン氏の本業はITエンジニアである。年齢は30代半ば。典型的なブログピープルと言えるかもしれない。

「サプリメントに関して、消費者がネットで役立つ情報を得るのは意外と難しいのです」と語るサプリン氏は、今から2年前に「サプリメントなんでも相談室」を立ち上げた。その狙いを「ぼくは大学時代に自転車競技をやっていた関係で、サプリメントとの付き合いは長いのです。自分自身、役立つ情報を苦労して集めてきました。ぼくの知識は、他の人にも役立つのではないかと思いました」と語る。

「サプリメントなんでも相談室」の便利な点は、ただ日記的に読み流すだけでなく、データベース的に使えることだ。ブログのトップページには、コエンザイムQ10・カルチニン・アルファリボ酸など、たくさんのサプリメントのリストがある。そこからリンクをたどると、メーカー別最安値情報、効用、おすすめ商品情報などの記事に至る。サプリメントの初心者が参照するには、とても便利なブログだ。

サプリン氏はブログの中で、「ぼくは読む人にとって有益なサイト作りを目指しています」と書いている。このような“読者志向”の強さは、サプリン氏のブログの特徴の一つである。ブログを立ち上げる理由は人それぞれだ。「書きたいから書く」という人もいれば、「役立ちたいから書く」という人もいる。だが理由はともかく、結果的に読者に役立っているのがパワーブログだと考えたい。

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