来季へ向けて(3)2006年の目標は50勝プラス赤字10〜15億 楽天野球団 三木谷浩史オーナー・島田 亨 社長
10月初め、球団オーナーである三木谷浩史氏の口から、こんな言葉が出た。「来年はプレーオフ出場にからみたい。つまりシーズン終了まで3位争いができるほど強くなることを目標にしています。今年の場合、5月時点で、すでに3位争いの可能性がなくなっていました。来季は、もうそんなレベルではいけないと思っています」。
これは、以前、球団の島田亨社長が「3年目にはなんとか」と示していた目標。それを三木谷氏は来季達成しようという。
同一チームとの3連戦で、少なくとも1勝を上げる
この発言に対して島田氏はどう感じているのか。島田氏自身の「強さ」の目標とは?
「そんなことを三木谷が言っていたんですか? いやあ、まいったな(笑)。真剣にお答えしますと、僕なりに定めている来季の目標は50勝です。勝率にして3割3分3厘になるのが46勝ですから、それを上回りたい。そのときの基準として『50勝』だと考えました。つまり、同一チームとの3連戦で少なくとも1勝は上げる。これを最低限の目標だと考えています」。
前回に紹介した通り、楽天イーグルスの経営陣は、「強さ」への比重を確実に強めようとしている。だが、島田氏の目標とする50勝では「来季も最下位」となりそうだ。ちなみに今季の楽天イーグルスの最終戦績は、136試合を戦い、38勝97敗1引き分け。勝率は2割8分7厘だった。
「そうですね。50勝で終わったら、きっとまた最下位でしょう。三木谷が言うようなプレーオフ争いには参加できません。でも、これが僕なりに出した現実的な目標値。あくまで3年後、4年後にしっかりした強さを得ることが大きな目標ですから、そのステップとしてはこれくらいだと思うのです。ただ、オーナーと球団社長では役割が違います。僕と三木谷の発言に差があっても、それはおかしなことではないと思います。オーナーは社長以上に強さに固執するのが役目ですから」。
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