来季へ向けて(1)デビューイヤーを踏まえて“憲法”を策定 楽天野球団 島田 亨 社長
「私たちは『ベースボール・エンターテインメント・カンパニー』。野球を通じて感動を創造し、夢を与える集団です」。
これは今年10月に楽天野球団が発した宣言である。「自分たちの会社は何なのか」、「我々は何を仕事とするのか」、、「我々にとって“お客さま”は誰なのか」という根本認識を改めて検討し、まとめ上げたものだ。
こうしたステートメント(声明)は本来、企業を設立して間もない時期に明確にし、世間にもアピールするものだ。いかなるビジネスであろうが、「この会社は何をする集団なのか」が外部に伝わらなければ成長は望めない。また内部に対しても、従業員が自らの業務で迷いに感じた際に「拠り所とすべき価値観の支柱」が必要だからである。
だが、楽天野球団は、混沌の中でいきなり全力疾走を求められる特異な開業を強いられた。理念策定よりも、事業の準備に追われ続けた1年だったことは、これまでの各部門担当者の言葉から分かるだろう。

楽天野球団 島田 亨 社長
「そんな中でも共通の目標や価値観はありました。ただ、それをはっきりとした言葉にできていなかったということです。ですから、シーズン終了と同時に企業理念づくりを行いました」。
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