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感動の瞬間は開幕戦

さて、様々な難関を突破し続けた金田氏にとって、いちばんの感動の瞬間は、やはり4月1日の地元開幕戦だった。

「とにかくすべての広告や看板をそろえることができました。ご招待したスポンサーの皆さんも満足してくれましたから、肩の荷が下りた感がすごくありました。うれしかったです」。

「ただ、本当の試練はこれからなんだ、とも思っています。形のなかった楽天イーグルスを多くの地元スポンサーが支持してくれたのは、デビューの年だったからです。いわゆるご祝儀相場というのも手伝ってくれて、ビジネス面では、満足のいく結果で初年度を終えられそうな状況にある。けれど、来シーズンからは、『広告を出したら成果がどれだけ上がるか』と、厳しく吟味されるようになります」。

最後に、楽天EC事業部門の元マネージャーとしての金田氏に尋ねたいことがあった。それは、「楽天イーグルスの誕生が楽天本体の事業にどれほどのプラス効果をもたらしたか」だ。

次回は、この質問に対する金田氏の答とともに、「楽天グループにおけるビジネスの相乗効果」をテーマにお届けする。

「楽天イーグルス立ち上げ奮闘記」は全12回連載です。毎週月・水・金に更新。次回は、10月14日(金)に掲載する予定です。

森川 直樹

立教大学経済学部卒業後、フジサンケイグループ、講談社グループを経て独立。ビジネス誌を中心に活動しつつ、一般誌、女性誌でも幅広いジャンルを手がけている。

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