「ゼロから立ち上げる仕事がしたかった」 楽天野球団 営業本部長 金田好生氏
今さら言うまでもなく、楽天グループの屋台骨を支えているのはeコマース事業である。日本最大級のインターネット通販サイト「楽天市場」が同社をここまで成長させた。
eコマースという言葉さえ一般には知られていなかった1997年に会社を設立。楽天は、インターネットの知識を持たない商店でも即座にネット上に店舗を開設できるノウハウを提供することで、急速に出店企業を増やしていった。以来、店舗数、商品数、売り上げなど、あらゆる面で他を圧倒的な強さを見せつけ、日本のBtoCネットマーケットをリードしてきた。
そのeコマース事業の最前線が新規開拓営業。新規に出店する店舗の開拓を担う部門だ。「楽天市場へ行けば、なんでもそろっている」、「最先端のモノが買える」、「楽天市場でなければ買えないモノがある」…市場でこうした認知を獲得しブランド力を高めるために、常にフレッシュな新規店舗を増やす責務を負う。
一方、「勝ち組ネット・ベンチャー」の代表格である楽天には数年前から入社志願者が殺到している。ポータルサイトのインフォシークや、楽天トラベル、楽天証券、楽天クレジットなど、現在の楽天の事業ドメインは広範囲に及ぶため、それぞれの事業ドメインにかかわる専門性を持つ中途入社希望者も多い。
IT、金融、流通、旅行など、多様なバックボーンを持つ人材が集まってくる中、楽天の人事部門は一つの明快な教育戦略を採り続けている。それは、「どの事業への参加を希望していようが、入社早々は原則的にeコマース事業の営業職を経験してもらう」というもの。「営業職である『ECコンサルタント』にこそ、楽天の企業理念が凝縮している。だから、まずここを理解をしてほしい」という思想が表れているのだ。
さて、こうした予備知識を踏まえた上で今回紹介したいのが、楽天野球団・営業本部長の金田好生(よしお)氏だ。彼は楽天野球団に参加する直前の2004年10月まで、EC事業本部に所属。新規営業部門のマネージメントを担っていた人なのである。
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