「期待され続けるチームになる」 楽天野球団 島田亨社長
「わが東北に野球チームがやってきた」という歓迎ムード、そして「1年目なんだから弱くたってしょうがない」という共通理解が追い風となって、楽天イーグルスは初年度を黒字で終えようとしている。名だたる大企業が球団の経営不振に窮々とする中で、これは快挙である。しかし、社長の島田氏は「最大の課題はこの状態を継続することだ」と自戒の念を口にする。では、そのための方策やいかに。
「口で言うだけなら簡単なこと。強くなればいいんです(笑)」。
相変わらず爽やかな笑顔を浮かべながら島田氏は言う。9月を迎えたプロ野球界では、優勝の行方がホットな話題となっている。その一方、来季へ向けた各球団の選手補強の情報にも注目が集まっている。楽天イーグルスにとっても、戦力増強は火急の課題。初年度を黒字で終えたとしても、現状のチーム力がいつまでも続けば、ファンもスポンサーも離れていく。

球場内や市内のグッズショップも盛況。応援グッズは楽天のネットショッピングでも売れている。
「目標は優勝ですよ。でも、僕たちの場合はまず『今年よりも確実に強くなること』が先。試合に勝てない日が続いても、東北のファンの皆さんは本当に温かく応援してくれています。その温かさに、正直なところ僕らは驚いています。心から感謝もしています。でも、もし2年目や3年目も同じような成績だったら、いかに東北のファンが我慢強くて温かくても、今のように応援はしてもらえなくなるでしょう。大事なのは、常に期待してもらえるだけの成果をゲームで上げていくことです」。
next: 期待され続ける球団を目指す
(全 3 ページ中 1 ページ目を表示)
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- 来季へ向けて(3)2006年の目標は50勝プラス赤字10〜15億 楽天野球団 三木谷浩史オーナー・島田 亨 社長 (2005/11/30)
- 来季へ向けて(2)田尾監督解任の真の理由 楽天野球団 三木谷浩史オーナー・島田 亨 社長 (2005/11/28)
- 来季へ向けて(1)デビューイヤーを踏まえて“憲法”を策定 楽天野球団 島田 亨 社長 (2005/11/24)
- 教訓『地域密着こそ動員の原動力なり』 新球団に集った異能たち(7)〜楽天野球団 2軍担当 森川勇一郎氏 (2005/11/15)
- 雪かきから始まった、もう一つの“立ち上げ” 新球団に集った異能たち(6)〜楽天野球団 2軍担当 森川勇一郎氏 (2005/11/11)

