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定食セット的なオールインワンの対策が必要

われわれネット利用者が扱うパスワードは、少なく見積もっても1人あたり20個はあるだろう。ネットバンクでは、ログインパスワード、暗証番号、振り込み用パスワードや乱数表と、4種類も管理しないといけない銀行もある。

アプリケーションソフトや、周辺機器の不具合対策の更新版ソフトウェアをダウンロードするために、サイトにログインが必要な会社もある。こうしたパスワードも“やむなく”管理しないといけない。

これらを数え上げると、筆者の場合は50個近いパスワード/暗証番号を管理していた(仕事用と個人用の合計)。最初に契約した日付が異なる50個のサービスが、90日ごとバラバラにパスワードの変更を求めてくるとしたら悪夢である。

複数のサービスのパスワードをまとめて管理するソフトウェアやサービスでも使わなければ、安全な管理のための手間を減らすことはできないだろう。シングルサインオンという技術で、すでに製品やサービスはある。残念ながら、パソコンのアプリケーションもWebサービスもまとめて管理できる商品やWebサービスは見つからない。

調査結果で実践率の低かった、サイトのSSLの確認やソフトウェアキーボードの利用なども、今の技術で対応できるものが多い。これらの対策を「すべて」盛り込んだ、セキュリティ対策の定食セット的なソフトやWebサービスが出てきてほしいものである。

須藤 慎一

本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.ipaco.co.jp/prof/

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