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タイムアウトは、送受信の両側のメールサーバやインターネットの帯域の負荷により発生することがある。プロバイダが迷惑メールの受信を避けるために、意図的に反応を遅くして迷惑メール送信業者があきらめるようにしむける対策も行っている。タイムアウトは、迷惑メールでもそうでないメールでも起こり得る。クラウドマークは迷惑メール扱いしない「主義」だと推定できる。空メールなので実害はない。

シマンテックは、見逃した迷惑メールが5通、迷惑メールでないメールを迷惑メール扱いしたのはゼロだった。見逃した迷惑メールは、すべて日本語のものだった。

筆者の簡易なテストから、両社の製品は99.75〜99.86%のフィルター精度を持っていることや、フィルターのクセがあるとわかった。優劣をつけるには、もっと厳密な条件を定めてテストする必要があることも分かった。

比較用のGmailは、迷惑メールを見逃したのは3通(英語2通、日本語1通)だった。しかし、受信したいメールを迷惑メール扱いする誤認が、数10通ほどあった。初期設定のままのGmailは、メルマガ、ニュース、メーリングリストなど、ほぼ同一文面を配信するメールを迷惑メール扱いしがちである。今回は初期設定のままでの性能を確かめる目的なので実施しなかったが、Gmailは「迷惑メールではない」と、手作業で戻す「学習」の作業を行うと誤認しなくなる。

迷惑メールフィルターの性能は、2年ほど前は99%の戦いと言われ、ちょっと前は99.5%と言われていた。今回試してみたところ、性能が優れている迷惑メールフィルターは、99.75%を超える性能を競っているようだ。まだ低性能のフィルターを使っている人は、乗り換えを検討した方がよいだろう。

須藤 慎一

本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.ipaco.co.jp/prof/

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