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悪質なアフィリエイト参加者がつくる「ワードサラダ」に注意

2008年1月28日

(須藤 慎一=ライター)

検索エンジンを使って探しものをすると、文法的には日本語なのだが、内容はめちゃくちゃなWebページがヒットすることがある。こうしたページは、悪質なアフィリエイト参加者が、不当な報酬を得ることを目的に設置したものが多い。H系サイトやウイルス作者が来訪者の拡大を目的につくったものもある。

支離滅裂な文章のことを「ワードサラダ」という。検索結果で上位にランキングされるようにする、アダルトフィルターなどを潜り抜ける、という2つの効果があるという。ワードサラダが蔓延(まんえん)すると検索エンジンが役に立たなくなる。ワードサラダで検索エンジンをだます行為を減らす活動を始めないといけない。

検索エンジンをだますために「ワードサラダ」を使う

ワードサラダは、サラダのように、いろいろな内容が混ぜこぜな状態を表す。もともとは、精神医学の分野で、会話がうまくできない言語障害の症状を表す用語らしい(原典まで確認はできなかった)。

ここ1〜2年で、検索エンジンでヒットするWebページがワードサラダになっているケースが増えている。ワードサラダ“作者”は、検索エンジンをだまして検索順位を上げて、閲覧者を誘引する意図を持っているのは確実だ。

多くのワードサラダの文章は、どこかからコピーしてきた文章を元にしている。これに、検索エンジンに入力されることが多い、人気の高いキーワードを組み込む。この連載「ビジネスパーソンの迷惑メール対処術」の過去記事を無断引用したワードサラダを見かけたこともある。

H系サイトがワードサラダをつくると次のようになる。「アイドルの検索エンジンで裸の探しものをすると、刺激的な文法的には日本語なのだがアイコラの内容がめちゃくちゃな…」。この記事の冒頭の文章の要所に、「アイドル」、「裸」、「刺激的」、「アイコラ」というキーワードを組み込んだ。

検索エンジンは、検索順位を不当に上げようとする「役に立たないWebページ」をチェックしている。特定のキーワードを列挙しただけの文章はもちろん、日本語の「てにをは」が不自然なWebページも検出している。こうしたWebページは、検索結果の表示順位が上がらない。

そこでワードサラダの作者は、きちんとした日本語の文章を“拝借”して、自分の入れたいキーワードを組み込んで、検索エンジンの裏をかこうとする。H系サイトの場合、実際には上記例の「アイドル」の部分に、旬のタレントの氏名を入れる。アフィリエイト参加者がつくったワードサラダの場合には、商品名や、商品探しの際によく使う「安い」、「お得」、「レビュー」などのキーワードが入る。

ワードサラダの文章は簡単につくることができる。文章とキーワードを与えると、ワードサラダを自動的に生成する無料・有料のソフトが流通しているのだ。

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