犯罪者やテロリストが、あなたのブログのコメント欄を借用?
(須藤 慎一=ライター)
プログやSNS、Web掲示板に言語明瞭だが意味不明な書き込みがあったら、犯罪者やテロリストの秘密のメッセージを疑う必要がある。悪者が身元を隠して仲間と情報交換するために、他人のプログなどのコメント欄を勝手に借用している可能性があるのだ。
ウイルスに感染したパソコンは、隠しメッセージを送信する際、多少場違いな内容の文章をつくったり、通信エラーで一部文字化けしたように偽装する。普通に見ただけでは、個人情報などが含まれているとは分からない。現在は、申告したり相談する機関もない。
自分のブログや、自社の提供するWebサービスにこうした書き込みを発見したら、どう対処すべきだろうか?
ステガノグラフィという情報を隠す技術
CIA幹部が2000年、アメリカの国会で「アル・カイーダは、ウサマ・ビンラディンの指令を見えないメッセージに変えて、Web掲示板などで流している」と証言した。その時点でCIAは、国防上の対応として、この種の危険な通信を警戒しているということだった。
ITセキュリティ会社のウェブセンスは2007年12月に、2008年に流行しそうなセキュリティの脅威を10件予測し「2008 Security Predictions」として発表した。8番目に、「“暗号ウイルス学”や高度なデータ隠ぺい手段の活用が進む」と予測している(関連記事)。
これらは、ステガノグラフィとかインフォメーションハイディングと呼ばれる技術だ。一般的な内容を表す情報やファイルの中に、まったく別の情報を隠すことができる。具体的には、“電子透かし”や真贋鑑定などの用途で実用化や研究が進んでいる。一方で、この技術を悪用する者いるというわけだ。
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