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福田首相からの偽メールは見抜けるが、社内の偽メールを見破れるか?

2007年10月5日

(須藤 慎一=ライター)

9月25日、就任したばかりの福田康夫首相をかたったメールが出回った。米セキュリティ会社シマンテックによると、添付ファイルには、パソコンをリモートコントールするウイルスが仕込まれていたという(関連記事)。

政治家名の偽メールは初めてではない。2006年には、当時の額賀福志郎防衛庁長官名の偽メールが出回り、やはりウイルス付きだった(関連記事)。テレビのニュースでも取り上げられるほどの騒ぎになった。

政治家からメールが来ることは考えにくい。こんな手に自分はだまされないという人も多いだろう。しかし、社長からとか、社内の一斉連絡風のメールだったらどうだろうか?

実例がある。2006年8月15日に、当時の小泉首相が靖国神社に参拝するやいなや、中央省庁の職員あてに「靖国神社参拝速報」という不審なメールが出回った。このときも、ウイルスに感染させる目的の添付ファイルが付いていた。

こうしたメールにだまされない対策が、ビジネスパーソン個人にも組織にも必要だ。

騙される人は、減ったもののなくならない

福田首相とメールのやり取りをする人の数はかなり少ないだろう。中央省庁や選挙区にも、それほど多くの人数がいるとは思えない。福田首相からメールが届いたら“変だ”と思うのが常識である。

ましてや、昨年から政治家がらみのウイルス付き偽メールが出回っており、警戒を呼びかける省内告知や社内連絡、報道が増えている。今回の福田首相名の偽メールを受け取ったとしても、警戒感を持つ人が多かったに違いない。

本連載の読者の皆さんは、“変だ”と思ったメールを開いたりはしないだろう。削除するなり、専門家に確認してもらうなどの配慮をしたに違いない。ビジネスパーソンに限ると、変だと感じたら添付ファイルには手を出さないという人が徐々に増えている。こういう人たちに、政治家名の偽メールというトリックは通用しにくい。

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