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A社の友人に連絡し、サーバーの運用会社が調べることになった。友人によると、メールの動作が変だと思うことが最近2つあったという。

1つ目は、中国とやり取りするメールが届かないことが増えていた。A社は中国企業に生産委託しており、中国での販売も行っている。社員が中国に出張することもあり、日常的に中国と連絡を取っていた。中国製の迷惑メールフィルタに登録されつつあったのかもしれない。

2つ目は、届くのに時間がかかるメールがあったということ。以前はメールを送信すれば、すぐに相手に届いていた。ところが、10分以上かかる相手が出てきたという。受信も同様だったそうだ。

迷惑メール送信業者が送るメールによってメールサーバーの負荷が上がり、日常のメールに影響が出ていたのかもしれない。企業や通信会社が導入する迷惑メールフィルタの中には、迷惑メールかもしれない相手とのメールの送受信処理を、意図的に「のんびり」行うものがある。「かもしれない」段階で迷惑メールを防ぐ手段である。その扱いを受けるとメールサーバーは、負荷は軽くても動作が遅くなる。

一般的には、3つ目の兆候として「変なエラーメールが届いた」と、外部から指摘されることがあるだろう。筆者の連絡がこれに当てはまる。

これら3つの兆候は、メールサーバーの一般的な障害の兆候でもある。しかし、メールサーバー乗っ取りという最悪の可能性も、頭の片隅に留めておいた方がよいかもしれない。

須藤 慎一

本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.ipaco.co.jp/prof/

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