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未知のウイルスを検出するというソフトも、低価格のソフトも魅力ある仕様だと思う。しかし、「高いけど安全」と「安くても必要十分」という考え方のどちらが正しいのだろう? 主要な対策ソフトが持つ未知ウイルスを検出する能力が分からないと、どれを選択すべきかの合理的な判断ができない。

ウイルス対策ソフトの性能を比較する商品テストでは、すでに知られているウイルスの検出数を競うことが多い。ウイルス対策ソフト業界では、新規のウイルスを作成し、これを検出するテストをタブーとしている。このようなテストを行うと、結果を評価する以前にテストの方法を巡って議論が始まってしまい、その先に話が進まない。ボットのようなウイルス対策の性能評価には向いている手法だと思うのだが…。

ボットは迷惑メール送信業者だけが使う手法ではない。企業や役所の情報を盗むスパイ行為にも使われている。ビジネスパーソンとしてはこちらの面も気になる。検出テストに期待するよりも、ボットに感染した具体例を集める方が価値があるかもしれない。感染経路や対策ソフトで防げなかった理由などの情報を知りたいものだ。パソコン専門誌やWeb媒体で、ぜひ取り上げていただきたいテーマである。

須藤 慎一

本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.ipaco.co.jp/prof/

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