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子供に迷惑メールが届いた! あなたの子供は大丈夫?

2006年10月16日

(須藤 慎一=ライター)

9月29日、セクハラメールが原因でアメリカの下院議員が辞職に追い込まれた。マーク・フォーリー米下院議員(共和党、フロリダ州、52歳)が、議員の事務を手伝う10代のアルバイト少年にわいせつなメールを送ったことが発覚し、責任を問われたのである。

国内でも、学校や塾の先生が、性的な内容のメールを生徒に送り、解雇や配置転換になったという報道が絶えない。当の大人は「軽い気持ちで送った」「冗談のつもりだった」と言い訳をしている。これは本心かもしれない。しかし受け取った子供が対応に困り、親などに相談したことから露呈したのである。相談もできないまま悩んでいる子供も身近にいるかもしれない。

大人にとっての教訓は単純である。この種の迷惑なメールを送ると職種によってはクビになる。クビにならなくても信用を失う。それでは、この種のメールを受け取った子供はどうするべきなのだろうか? どうするべきかを、あらかじめどのように子供に教えておくとよいのだろうか?

迷惑メールとオンライン詐欺は、子供にも及ぶ

メールやサイトの閲覧を行う子供の年齢が下がっている。背景の1つは、携帯電話を子供に買い与える時期が小学生にまで低年齢化していることだ。都市部では、一人で通学や習い事の行き来をする子供の安全対策として、小学校入学時に持たせる親が増えている。

2つめは、自分専用のパソコンを持つ子供の増加だ。親がパソコンを買い替えた際に、お下がりを子供に回すのが最大の理由である。数年前のパソコンと言っても、WindowsXP搭載で実用に耐えるパソコンが多い。捨てるのはもったいないので、「子供が欲しがるならパソコンを学ばせよう」と親は考える。

結果として、親の目の届かないところで子供がメールやサイト閲覧を行う機会が増える。禁止しても、男の子も女の子もこっそりやるのは確実である。そして、インターネットがらみの犯罪の被害に遭う青少年が増える。オンライン詐欺の被害者を対象とした調査で、15〜19歳の59.5%、20代の37.3%がワンクリック詐欺に遭っているという調査結果が発表されている(関連記事)。

この調査は高校生以上が対象だが、小中学生にも同じ傾向が当てはまると考えられる。無作為に作り出したメールアドレスを使って迷惑メールを送る業者や、サイトを閲覧すると即、請求画面を表示するワンクリック詐欺犯は、大人だろうと子供だろうと関係なく対象にするからだ。悪意のある業者のトリックに大人ですら引っかかるのだから、子供が罠(わな)にはめられる危険性は高い。

ネット安全教育は、学校の授業を待ってはいられない。生活の知恵として、親が伝授する方が即効性がある。

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