このページの本文へ
ここから本文です

犯人は、不正ソフトの組み込みすらしないですむことがある。会社や家庭において、複数台のパソコンをネットワークで接続し、フォルダを共有できるようにしている場合があるだろう。パスワードなしでだれでも接続できる設定で使っていると、犯人はLANを通じてアクセスし、あなたのパソコンのファイルを容易にコピーできる。パスワード保護なしの顧客情報ファイルでも入っていようものなら、たいへんなことにある。

お店の無線LANを利用するときの共通のチェック項目

お店で使える無線LANには2種類ある。これまで述べてきたのは、お店の人が設置した自営の無線LANである。一方、電話会社やインターネット会社が提供する無線LANサービスを、店内で使えるようにしている店舗もある。後者には、不正な装置の接続を防止するセキュリティ対策を施した機器もあるという。

どの事業者のどの機器が安全かは時々刻々と変化するだろうから、利用時に、いちいち確認することは現実的でない。そこで筆者は、お店の無線LANを利用するときは、共通のチェックをすることにしている。

    • 信用できない場所では使わない。特に、歓楽街、風俗店街では使わない
    • メールソフトは使わない。SSL暗号化対応のWebメールを使う
    • ネットバンキングでは使わない。必要なら、携帯バンキングを使う
    • LANの中にいる場合も、ファイアウォール設定を、インターネットに直接接続するときと同様に厳しくする
    • 無線LANの機能は、通信するときだけ電源オンにする。WordやExcelだけを使用するときは機能をオフにする

なお、暗号化機能を持つメールソフトやSSL暗号化Webメールを利用していても、会社のメールボックスにアクセスすれば、お店の人はあなたがどこの会社の人か分かる。接続先のサーバーのIPアドレスから割り出せるのだ。いっぽう、会社の情報システム部門でも、あなたがどこのお店から接続したか分かる場合がある。そこまで隠しておきたいようなお店では、無線LANは使わないことである。

須藤 慎一

本業は通信や情報機器のプランナー/ライター。企業を訪問して事例を取材するのが大好き。ライフワークとして迷惑メール対策にも取り組んでいる。
http://www.ipaco.co.jp/prof/

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る