このページの本文へ
ここから本文です

シニアがネットで騙される…初めて「家パソコン」を買った人は要注意

2006年9月11日

(須藤 慎一=ライター)

シニアが、ネット上で、詐欺やウイルスの被害に遭う機会が増えている。犯罪者が、パソコンやネットに疎いシニアに狙いを定めた可能性もある。中でも詐欺やウイルスなどの被害に遭いやすいのは、次の2つのパターンの人たちだ。

【パターン1】既に退職した65歳以上の世代。男女を問わずこの世代では、現在、パソコンとインターネットがブームとなり、普及期を迎えている。パソコンを買い、ADSLなどのネットサービスを初めて契約する。電子メールもサイト閲覧も未体験なので、パソコンとネットの危険性を知らない。騙されやすいのだ。

【パターン2】退職に備えて、初めて“家パソコン”を買う団塊シニア世代。会社やパートなどの勤め先ではパソコンとネットを使っている。これまで家で使うつもりはなかったが、「退職後は家でも使うようになるだろう」と考えて、自分では初めて買う人たちだ。パソコンとネットに危険があることは、一応は知っている。しかし、きちんと管理された “会社パソコン”と同じ感覚で“家パソコン”を使うと、危険なトラブルを招き入れてしまう。

自分が当てはまる、両親や友人が当てはまるという人は、特に注意が必要だ。

シニア狙いで多い、文通を装った迷惑メール

「パソコンを始めて間もない65歳です。周囲にパソコンができる友達がいないので、キー入力の練習を兼ねて見知らぬあなたにメールを送らせていただきました」と文通を求めるメールが届いたとき、あなたならどうするだろうか?

このコラムの読者なら、怪しい迷惑メールと判断して無視するだろう。だが、初めてパソコンとネットを使う人の中には、ていねいな文面の返事を送る人がいるのである。

友人に送るメールのアドレスを間違えたように装う迷惑メールもある。「○○さんが入院している。余命は長くはないので見舞いに行く予定を立てよう」という、早く連絡が付かないと困る内容である。親切心をあおり、「間違いメールが届きましたよ」という返事を送らせて、その後に文通に持ち込む。返事を送れば迷惑メール業者の思うつぼなので、やはり無視が基本だ。

こうした迷惑メールは、出会い系風俗業者、振り込め詐欺や点検商法のような詐欺グループが、シニアを狙い撃ちして送っていると思われる。詐欺グループは、あの手この手で個人情報を入手しようとしている。お金持ちやシニア層の情報を収集・販売する専門グループもあると言われている。彼らに情報を与えるのは危険きわまりない。

next: 会社パソコン・会社ネットは管理が行き届いている…

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る