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無線LANノートパソコン、電源をオンにするだけで情報が盗まれる

2006年8月21日

(須藤 慎一=ライター)

「Centrino」のステッカーが貼られているノートパソコンの多くが、セキュリティ上の脅威にさらされている。無線LAN用ドライバソフトに不具合があることが判明したのだ。無線LAN経由でウイルスを組み込まれて、パソコン内の情報を盗まれる危険性があるという。米インテルが7月28日、同社製無線LAN用ドライバソフトにこうした不具合があることを公表した(関連記事)。(厳密には、組み込まれるソフトはウイルスとは限らないが、以降ウイルスと表記する)

インテルは、CPUのメーカーとしてはもちろん、無線LANデバイスのメーカーとしても著名。多くのノートパソコンメーカーに無線LANデバイスをOEM供給している。インテルは、自社製チップ(CPUや周辺チップ。周辺チップには無線LAN機能を持つチップを含む)を搭載しているパソコンに、Centorinoのロゴが載ったステッカーを貼ってもらうマーケティング戦略を展開している。パソコンメーカーも、Centrinoのステッカーを貼った製品の方が販売が増えるので、インテル製チップを採用する。

国内で流通しているCentrinoノートパソコンの多くはインテル製の無線LANチップを内蔵していると考えてよいだろう。ただし、Centrinoパソコンでも同社製無線LANチップを搭載していない機種、Centrinoではないが搭載している機種もありえるので、Centrinoステッカーの有無だけで判断してはいけない。

電源オンなら、知らないうちに情報が盗まれる

日本のパソコンメーカーの中では、ソニーがいち早く対策ソフトの提供を始めた。富士通は、該当機種を発表済みで、対策ソフトを8月中旬にの公開するとしている。その他のメーカーからも対策ソフトが出るはずである。サポート用Webページで、対象機種ならびに無線LAN関連のドライバの更新に注意していただきい。

どれほどの危険なのか、イメージがわく例を2つ紹介しよう。

1)カフェなどで公衆無線LANを利用するとき

企業が持つ個人情報を盗もうと目論む犯人や産業スパイが、無線LANノートパソコンで仕事をする人が多くやってくるカフェなどで待ち受ける。

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