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懸賞の答えを検索エンジンで探して…個人情報を盗まれた!

2006年8月7日

(須藤 慎一=ライター)

前回まで、最近増えている迷惑メールの新しい形態やその対処方法について述べてきた。今後は、少し間口を広げ、ウイルスやスパイウエア、Webサイトを使った詐欺なども取り上げていく。今回は、Web上の検索エンジンを使った悪質な個人情報の収集を取り上げる。

検索エンジンで懸賞サイトを探して応募したら、個人情報を盗まれたという事例が増えている。

懸賞の人気は高い。応募方法は、ハガキ・ファクスを経て、最近はネットが主流である。サイト内を回遊してクイズの答えを探したり、映像を見てキーワードを答えると、商品サンプルがもらえる新製品キャンペーンも増えている。テレビや新聞雑誌とは一味違う、新しい広告・販促手法としての地位をネットは確立したと言えるだろう。

テレビやポスターで懸賞告知を見かけて、応募方法をすぐさまメモする人は少ない。パソコンの前に座って、記憶を頼りに、検索エンジンを使って告知や応募のサイトを探すのが普通だ。クイズ形式の懸賞では、答えを調べるのにも検索エンジンを利用する。さらには、懸賞を実施しているサイトがないか、その存在を検索エンジンで探す懸賞愛好家も多い。

検索エンジンは、懸賞の各段階で役に立つ。そこに目を付けた悪人がトリックを仕掛け始めている。懸賞ページをかたって応募させて、個人情報を盗むのが目的である。

偽懸賞なのに、検索エンジンの最初に出る!

懸賞の主催者も、検索エンジン経由で懸賞サイトにたどり着く人が多いことを知っている。そのため、商品名やキャッチフレーズなどのキーワードで検索したときに、その懸賞サイトが上位に表示されるように工夫したうえで、「応募先は○○○で検索」と告知する。これが悪用される事例が目立つようになってきたのだ(関連記事)

「検索エンジンで調べた際に、上位に登場するサイトは信頼できる」という先入観を悪人は利用する。悪人は、著名企業が実施している懸賞ページをコピーして、そっくりの偽ページを用意してから、検索エンジンに登録する。しかも、本物のサイトより上に表示されるよう小細工を施すので、気をつけないと容易に引っかかってしまう(図1)。

クイズの答えを探すために検索エンジンを使うことを見越して、クイズの設問の中に登場するキーワードを検索エンジンに登録する手口もある。大手企業の懸賞に対してウソの答えを教えるイタズラは以前から知られていた。これに加えて最近は、偽の応募ページに誘導するものが増えている。

next: 応募マニアや懸賞ハンターが引っかかりやすいのが…

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