電子メモが仕事に与える効用は?〜airpenストレージノートをテスト
メモ術やら情報収集術の書籍も執筆している身としては、発売当初から気になっていたのが「airpen」(ぺんてる)だ。新製品ではないので、かえってレビューが遅くなってしまったが、いわゆる仕事術好きにはたまらないガジェットだ。
簡単に概要を説明すると、普通の紙でできたメモパッドに書いた文字や図の情報を取り込んでパソコンに転送するツールである。転送した画像は専用ソフトで認識して、テキストデータに変換できる。さらに、図の認識にも対応しているのが素晴らしい。
実はこの種の製品は目新しくはなく、僕も古くはCrossPadを愛用していた。だが、なかなか実用に適さないのは、重さだったり、パソコンへの転送が面倒だったりするからだ。持ち物としての重さやら手間を上回るメリットがあれば、仕事に使えるツールになる。この理論は手帳を考えてみると分かりやすい。
95年頃にようやく使える手帳ソフトが出てきたが、あまり利用している人はいなかった。その後、ソフトやハードが進化し、ネットワークでスケジュールを共有できるようになった結果、多くのユーザーがデジタルの手帳を使っている。それでも、紙と併用したり紙しか使わないユーザーも、まだ多い。
当たり前のことだが、ユーザーの意識や好みで仕事に使えるか否かは変わってくるのだ。今回は、いわゆる「この種のツール好き」にとって使えるかどうかを基準として判断したい。
早速試してみたが、認識は非常に良く、普通のボールペンと同じ感覚で書いた文字や図が余すところなく取り込まれる。ペンの位置を赤外線と超音波で判断しているのだが、精度は素晴らしい。
ペンはごく普通のボールペンと考えればよいだろう。ただし、軸がやや太いので細めの軸が好きな方には気になるかも知れない。とはいえ、理想とされるペンの軸は意外に太いので、大量の筆記をする人には向いている。

airpenのセット「airpenストレージノート」は、airpenショップ価格で3万240円(税込み)。

本体とペンそれぞれに電池を内蔵する。スペックでは、通常利用で3カ月の電池寿命だ。
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