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決算書が読めると、こんなにいいことがある

2005年5月20日

決算書は、経営者や経理担当などのごく限られた人たちが読むものだと思っていませんか? 営業担当者や技術者は決算書なんて読めなくても差し支えない、と思い込んでいませんか?

もし、そうだとしたら、皆さんは損をしています。決算書を読むことで、自分の会社はもちろん、取引先やパートナー企業の体質や弱点を把握でき、新しい提案や解決法を探すことができるようになります。決算書が読めれば、自分の会社や取引先により大きく貢献できるようになるわけです。それは、皆さんの評価向上にも結びつくはずです。

この連載は、「決算書なんて自分の仕事とは関係ない」と思っている方はもちろん、「決算書の読み方が分からない」あるいは「難しい」と思っている方を対象としたものです。

ビジネスパーソンならだれでも知っておきたい決算書の基本的な読み方、決算書の常識・非常識や、自分の仕事にすぐに役立つ決算書の利用術を、経営コンサルティングの第一線で活躍する公認会計士の田村 繁和氏と小長谷 敦子氏が分かりやすく解説します。数字の羅列に見える味気ない文書が、会社の健康状態をドラマチックに浮かび上がらせる情報の宝庫であることを実感するでしょう。(nikkeibp.jp編集)

決算書は会社の通知表

皆さんは、毎年6月末の新聞で企業の決算公告を目にされているでしょう。日本の上場企業のほとんどは3月に決算期を迎えます。それから3カ月の間に、株主の承認を得た決算書が新聞に発表されるのです。

会社は、株主やお金を貸してくれる金融機関などに、会社の経営成績や現在の財務状態を報告しなければなりません。その報告の手段が、会社が1年間がんばったのか、去年に比べてどうだったのかを表す決算書です。決算書は、いわば、会社の成績の通知表なのです。

決算書のしくみやルールを知ろう

会社の成績や財務状態は、言葉で説明されるのではなく、数字で報告されます。決算書は、数字の羅列に見えますね。その数字をただ単にながめていても、何も語りかけてはくれません。決算書を読んで、会社の成績や財務状態を知るためには、その数字が何を意味するのかを知らなければならないのです。

そのためには、決算書がどのように作られているかを、ある程度理解しなければなりません。決算書は、一定のルールに基づいて作られています。会社の活動や取引はすべて、このルールに基づいて集計され、決算書にまとめられていきます。このルールさえ理解すれば、決算書の数字の意味するところが分かり、決算書から会社の成績や財務状態を読み取ることができるようになるのです。

このルールについては、次回以降で説明します。決算書をすらすら読むことができるようになれば、きっと楽しくなるに違いありません。

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