テレビ東京:「祭り」を開き広告主に可能性を訴える〜先進企業はセカンドライフをこう活用している(4)
(須藤 慎一=ライター)
テレビ東京は6月18日、日本のテレビ局として初めてセカンドライフへ進出した。7月2日から8月31日の期間限定で、「テレビ東京 テレトロ祭り! 2007」を開催している。仮想世界に昭和30〜40年代の街並みを造り、懐かしい日本の夏祭りを楽しむという企画だ。イベントを連発する。著名なアニメのキャラクターグッズも無料提供する。
テレビ東京はセカンドライフを、実証実験の場、そしてビジネスのプレゼンの場として利用する腹づもりだ。実証実験の場として利用し、「セカンドライフで体感型マーケティングができる」、「インターネットを使った次世代の動的広告や、ユーザーがかかわる広告を創り出せる」という仮説の検証を目指す。
プレゼンする対象は、広告主の経営層や責任者だ。広告主の担当者は、セカンドライフを使った広告企画を社内で説明する際に、かなりの苦労をしている。この担当者を助け、広告の出稿を責任者に検討してもらう。
テレビ局がやるからには、しっかりしたものをやる

横銭 秀一 氏
テレビ東京 メディア事業推進本部 デジタル事業推進局 兼 BS業務推進本部 局次長
テレビ東京は、島1つを購入して、本格的に出店した。テレトロ祭りの会場付近の路地には、電器店や洋装店、銭湯、居酒屋などが立ち並ぶ。神社に行けば、お参りができる。金魚すくいやりんご飴などの屋台、花火大会、盆踊りなど、華やいだ祭りの雰囲気を楽しめる。浴衣など、和装で訪れるのにふさわしい街並みだ。
街中には、昔懐かしい雰囲気の広告看板がかかっている。テレビ東京の人気アニメ「ケロロ軍曹」のキャラクターグッズを無料で配るという予告の看板が目に入る。
8月上旬にはコスプレ大会、テレビ東京の深夜番組と連動した企画など、途切れることなく新しいイベントを催す予定だ。
セカンドライフへの進出を決め、テレトロ祭りの企画運営を担当しているのが、デジタル事業推進局の横銭秀一局次長である。テレトロ祭りは、社内スタッフ4人と協力企業1社で運営している。横銭氏は「島の一角を借りる程度ではセカンドライフに進出したとは言えない。テレビ局がやるからには、しっかりとした内容のものをやる必要がある。島1つを買って展開するのは当然のことだ」と言う。
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