サイバーだがバーチャルではない、生身の人間の活動
セカンドライフは仮想世界だから、「リアル社会でやれないこと(やってはいけないこと)をセカンドライフでやりたい」と思う人がいる。仮想世界での政治家の公約はリアル公約ではないのではないかと疑う人もいる。
こうした点を尋ねたところ、セカンドライフは「サイバー世界だが、バーチャル世界ではない」というのが鈴木氏の主張だ。人間が考えて活動している場であり、載せているのは個人の声である。バーチャルではなくリアルな人間活動そのものというわけだ。
また鈴木氏は「セカンドライフは、バーチャルリアリティ(仮想現実)ではなくて、オーグメンテッドリアリティ(Augmented Reality 強化現実または拡張現実)ととらえるべきだ」と主張する。
一方で、セカンドライフで発生している問題点についても対処を忘れてはいない。新しい物には、良い面と問題点の両方が必ず出てくる。
鈴木氏は、「自分が実験台になり体感するので、優れた点と問題点の両方を把握することができる。いち早く取り組むことで、セカンドライフのような3D空間の問題点を発見して、解決策も自ら発見する」と意欲的である。
社会実験として、そして、近未来の事業のパイロット実験として、セカンドライフを徹底的に利用しようというのが鈴木氏の考え方だ。

参議院議員 鈴木寛 氏
1964年生まれ。2001年に初当選(民主党公認、東京選挙区)
URL http://www.suzukan.net/ ネットTV「Suzukan.Tv」
鈴木寛氏の事務所にはURL入りの横断幕がかかっている。ネットTV撮影用のビデオカメラや照明器材、パソコンに囲まれた室内は、まるでネット系企業のよう。
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