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セカンドライフでビジネス 誰でもお金を稼げる?

2007年5月24日

(須藤 慎一=ライター)

 仮想世界の「セカンドライフ」に民主党の参議院議員 鈴木寛氏が事務所を開設した。日本の国会議員としては初の事務所である。6月2日に予定している演説を皮切りに、事務所としての利用を本格的に始める。

 先日のフランス大統領選では、サルコジ氏を含む4候補がセカンドライフで選挙活動を繰り広げた。スペインでは、社会党と保守党の党事務所がセカンドライフで活動を展開している。

 政治家も政党もセカンドライフに注目しているようだ。そこで鈴木寛氏にセカンドライフ事務所の活動についてインタビューした。鈴木氏は、セカンドライフのような3Dネット空間でいろいろな実証実験をすることで「社会や政治のあり方を変える」のが目的だという。いち早く自ら取り組むことを使命と考えており、楽しみでもあるという。

いつか来ると思っていたアバター方式の3D空間

鈴木寛氏は、通産省(通商産業省、現在の経済産業省)で情報政策立案に携わり、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス環境情報学部助教授を経て参議院議員に転じた。IT振興の専門家である。

鈴木氏によると、ネットが面白いのは、「最初は便利なものができたと思っただけだったが、実はネットが社会を変えてしまう」ことだという。インターネットの第1ステップは、ナローバンドによる静的Webページの時代だった。このとき、ネット通販や企業間の電子商取引が普及し、世の中の物販のスタイルが大きく変わった。

第2ステップは、ブロードバンドの普及で動画があふれるようになった、ここ何年かの動きである。動画が視聴できるサイトが増えて、放送メディアのあり方が変わろうとしている。鈴木寛氏は、放送局の力を借りることなく、2001年からネットTV「Suzukan.Tv」で映像を提供している。

そして鈴木氏は、「セカンドライフが登場した今が第3ステップ」と位置づけ、3Dサイバー空間なら「政治のあり方まで変えられる」という仮説を立てている。セカンドライフに象徴される3Dサイバー空間では、参加者が自らの意識や思考を、より分かりあえるように伝える力があるからだという。

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