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セッティング・バージョン その1 「積極的受動性」を呼び覚ませ〜仕事に立ち向かう身体をつくる(1)

2008年9月26日

あらゆるアスリートにとって試合前のストレッチや準備運動が欠かせないように、ビジネスパーソンが仕事に取り組むためには、まず身体のセッティングが重要だ。どれほどできるビジネスパーソンであっても、“体調不良”では実力を発揮できない。

そこで今回から、仕事に必要なコンディションづくりについて考えてみることにしよう。昨今は“ビジネス脳”のつくり方の話題でにぎわっているが、そんな脳を支える“ビジネス身体”こそが仕事の成否を左右するのである。

「能動的ビジネスパーソン」では生き残れない

そもそも、“できるビジネスパーソン”とはどういう人を指すのか。パリッと高そうなスーツを着こなし、部下にテキパキと指示を出し、上司にも取引先にも言いたいことをズバズバ言う--こんな能動的なイメージかもしれない。

だが私は、これに異を唱えたい。能動的ということは、ともすれば自己中心的な思い込みに支配され、周囲への配慮を欠きがちになる。即断即決、歯に衣を着せないといえば聞こえはいいが、裏を返せば人の話を聞こうともしないということだ。これで本当に優秀といえるだろうか。

どんな商品にせよ、今や「モノがいい」だけで売れる時代ではない。そこにはデザイン性やパッケージ、ブランド性、ネーミング、あるいは「あの店で売っているから」「この人が勧めてくれたから」といった付加価値的な要素が不可欠だ。

そこでビジネスパーソンに求められるのは、そういう時代の空気に敏感に反応し、次を読むセンスや感性といったものである。つまり能動性ではなく、「積極的な受動性」こそが重要だ。「聞く耳持たず」のままでは、これを磨くのは難しいだろう。

では、どうすればセンスや感性を磨くことができるのか。そのウォーミングアップとして、能動性から受動性への意識の転換を身体で実感していただきたい。

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