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私は、その良さをさらに推し進めたい。花火をドーンと打ち上げることはないが、確実に進歩していく会社をつくり上げたい。そのためには、やはり人材育成が大切。ピカピカの店長を生み出し続けることが必要です。これは、できそうで、なかなかできないこと。多くの企業が、この点で苦労していると思います。

ブックオフは、一夜で株券が紙切れになってしまう会社とは違います。汚い水を飲むような仕事も絶対にしない。これを肝に銘じています。営利だけでなく、みんなの役に立つ企業、捨てられていたものを生き返らせるやさしい会社になる。

これらを実現するための土台として何より重要と考えているのは、社員が幸せになること。物心両面で、「ブックオフの社員ってすごいね」、「ピカピカで元気だね」、「楽しそうだね」と言われる会社にしたいですね。それが私の仕事だと思っています。

「ピカピカ」という表現は、聞き慣れないと、やや違和感を覚える言葉だ。しかし、この言葉は、橋本氏が社長に就任する前から、社員やアルバイトに向けて使ってきたもの。社内には、この言葉の込められた意図が浸透している。では、ピカピカの企業を目指して、どのような具体策は取っているのか。次回、2010年を最終年とする中期経営計画への取り組みなどについて聞く。

橋本真由美社長へのインタビューは3回連載です。次回は、8月4日(金)の公開予定です。

■橋本 真由美(はしもと まゆみ)氏のプロフィール

【学歴など】
1949年 福井県生まれ
1967年 福井県立大野高等学校 卒業
1969年 一宮女子短期大学 家政科 卒業

【職歴】
1990年 ブックオフ直営1号店 千代田店(神奈川県相模原市)にパートとして入社
1991年 ブックオフ直営2号店 上溝店(神奈川県相模原市)にパート店長として就任
1994年 取締役就任
2003年 常務取締役就任 当社営業部門総括担当
2006年 社長兼COO就任

大河原 克行

nikkeibp.jp(現nikkei BPnet)「新社長を直撃!」の連載をはじめ、月刊宝島(宝島社)、PCfan、WindowsMode(毎日コミュニケーションズ)などで連載および定期記事を執筆中。また、エコノミスト(毎日新聞社)などでも、IT関連記事を随時執筆している。

著書に、「ソニースピリットはよみがえるか」、「松下電器 変革への挑戦」、「作るキヤノンを支える売るキヤノン」、「ネット通販で年商100億円」、「パソコンウォーズ最前線」などがある。

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