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エスビー食品(3)〜「心にもおいしい食事が大切」と訴えたい

2005年12月22日

(聞き手:大河原 克行=フリーライター)

少子高齢化や女性の社会進出によって、料理の手作りの場が少なくなったと言われる。スパイスの消費にも変化が出ているという。だが、その一方で、食育が注目を集め、食に対する関心が高まるといった、対極的な動きも見られる。この両極とも言える動きにエスビー食品はどんな回答を出すのか。

■少子高齢化や、女性の社会進出、そして、レトルト食品の多様化によって、料理そのものが変化しているように思います。また、その一方で食育に注目が集まり、食に関する関心が高まっている傾向も見られます。

江戸 確かに、世の中の変化を強く感じます。例えば、当社の調味料を使う方の男女比は、女性が明らかに多い。しかし、さらに年代別に精査すると、20代の女性の利用が極端に少なくなっている。料理をする場面が減っているのだと思います。

エスビー食品の江戸龍太郎社長

調味料の使い方が分からないという声も聞きます。説明書に「びっくり水」と書いたら、「びっくり水はどこで売っているのか」という問い合わせがあった。聞かれたこっちがびっくりしてしまった(笑)。

対極の動きとして、ハーブやスパイスを多様する人が増えている。カレーを作る際に、月桂樹を入れる女性が増えています。味や風味が良くなるとともに、心が豊かになることを重視しているんですね。ハーブの使い方をよく知っておられるんです。こうした対極の動きをとらえて、それぞれに対応することが必要です。

心にもおいしい食事が大切

「普段の食」とは何か。やはり、お母さんの思いやりではないでしようか。朝昼晩と家族全員が集まるのは大変でしょう。でも、食事が、体だけでなく、心にも大切だということは訴えていくことが必要です。ハーブは、この心の部分を表現するのに適した食材だと思いますよ。「心にもおいしい食事が大切」とアピールするための取り組みをこれからもっとやっていくつもりです。

いま、エスビー食品の拠点周辺を対象にしたスパイス&ハーブフェスタのほかに、全国50カ所で「ちびっ子健康マラソン」をやっている。年間5〜6万人が集まるイベントです。ここには、子どもと一緒にご両親もやってくる。わが社にとっては、「心にもおいしい食事が大切」と親御さんにダイトクトに訴えることができるチャンスの場です。

next:「安心を提供する食の会社だ」と言われたい…

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