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熊谷組(3)〜だれも来られない午前5時に出社する

2005年12月9日

(聞き手:大河原 克行=フリーライター)

2005年度を最終年度とする中期経営計画は、ほぼ達成の見込みがついた。熊谷組はこの成果をベースに、2006年度以降をターゲットとする新たな経営計画を推進する予定だ。大田社長の課題の一つは、この新中期計画の策定だ。

■2006年4月から始める中期経営計画の青写真はまとまっていますか。

大田 「建設業界全体の市場が縮小したとしても、熊谷組は成長を維持する」という内容で検討しています。かつて、熊谷組の売上高が1兆円あったとき、市場全体の規模は100兆円だった。1%のシェアがあったわけです。しかし今は、市場全体の規模が50兆円なのに対して、当社の売上高は、その1%の5000億円に達していない。3000億円以下になっている。成長の余地があると考えています。

熊谷組 大田 弘社長

でも、単純に5000億円が目標だ、というわけではないですよ。熊谷組は、損益分岐点を大きく引き下げて、2000億円の売上高でもやれる体質に変わった。今の体質を維持すれば、しっかりとした成長ができる。確かに、業績が回復し、株価も上がり、信頼も着実に戻ってきた。おかげで、仕事が取れるようになってきている。でも、品質を落とさずにやっていくことを優先したい。営業は、受注を取りたくて仕方がない状態。だが、「一歩ずつ、一段ずつ上がっていくよ。焦らないでくれよ」と言っています。

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