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京セラ(2)〜「私心なかりしか」を心に命じる

2005年11月24日

(聞き手:森 永輔=nikkeibp.jp副編集長)

 川村 誠 社長兼COOは、売上高2兆円とともに、高収益体質のさらなる強化を目指す。目標は、税引き前利益率で最低15%だ。実現のため、生産設備の高度化に投資の重点を置く。

 自らに、社長としての合格点を与えるための条件は、「私心なき判断」を貫き通すこと。師と仰ぐ稲盛和夫 名誉会長が語った言葉を、自らの則とする。

税引き前利益率で最低15%を目指す

■高収益体質について伺います。具体的な注力分野はどこでしょう。

川村 収益については、税引き前利益率で最低15%は出したいと思っています。

京セラ 川村 誠 社長兼COO

西口泰夫 会長が、社長時代に、自ら音頭をとってCC活動と呼ぶ活動を進めてきました。歩留まり100%という高い目標を掲げて、工程数を大幅に削減する生産ラインなどを開発しています。今年は、これを現場に配備していきます。1000億円という従来に比べ大きな設備投資を計画しています。この中に、新生産設備の導入などを重要案件として盛り込んでいます。

新生産設備が高収益に結びつくか、新設備で品質を高めることが受注を増やすことにつながるか、そういったことを検証していきたいと思います。

■事業分野としては、どこに重点を置きますか。

川村 すべての分野にがんばってもらわないと困ります(笑)。

京セラは、基本方針として、多角化を進めていました。多角化というのは、それぞれの分野が強くなって全体を支える、というものです。多角化にはデメリットもたくさんあります。でも、あえて続けているのは、このためです。それぞれの事業がそれぞれに強くなって、仮にどこかの分野で市場の状況が悪くなっても、それに大きな影響を受けない体質を目指しています。

next: 多角化にあたって重点分野は…

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