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■実際に眼鏡を新しく変えたのですか?(笑)

鈴木 いや、眼鏡はそのままなんですが(笑)。しかし、FJBに来るとき、富士通の鳴戸道郎顧問に、こんなことを言われたんです。「行くときに、眼鏡と靴を変えろ」と。いやぁ、最初は失礼なことを言うなぁと思いましたよ。でも、なにしろ大先輩ですから、文句も言わずに「はい」って聞いていたんです(笑)。

ところがその意味がこういうことだったんです。眼鏡を変えろというのは、先入観に左右されず、新しい眼鏡でFJBを見なさいと。そして、靴を変えろというのは、部屋に籠もっているのではなく、社内も社外も徹底して歩き回って、FJBを肌で感じろということなんです。そのためには新しい靴の底が減るぐらい歩けと。これは、ぜひ実践していきたいですね。

■鈴木社長の富士通におけるこれまでの経験は、FJBの経営にどう生きますか。

鈴木 私の最大の蓄積は、富士通社内およびグループ会社における人脈です。マーケティングを担当してきましたから、営業やSE出身の歴代社長に比べると、富士通グループ内に広い人脈を持っている。その点を生かしていきたいですね。FJBが弱いところを補完するためには、グループの力を活用することも重要だと考えています。

■鈴木社長が目指すFJBの姿はどんな形でしょうか。

鈴木 日本国内におけるソリューション会社として何本かの指に入る企業になりたい。まずは、特定の分野において、トップと呼ばれる企業になりたいですね。

例えば、中堅企業向けのITソリューションを提供する会社はどこか、と言われたときに、FJBの名前がスラスラと出てくるようにしたい。すでに接触がある顧客には、FJBは高い評価を得ている。だが、接点のない企業には全く知られていない。この点を改善したいですね。その際には、現状分析などシステム開発工程の上流から運用・保守といった下流まで、ワンストップで対応できる強みが、これからますます生きてくると思っています。

鈴木社長のインタビューは今回が最終回です。

■鈴木 國明(すずき くにあき)氏のプロフィール

【学歴など】
1945年8月28日生まれ 神奈川県出身
1969年6月 東京大学法学部卒業

【職歴】
1969年7月 富士通 入社
1997年6月 富士通 常務理事
2000年6月 富士通 取締役
2001年6月 富士通ビジネスシステム 監査役
2003年6月 富士通 取締役専務
2005年6月 富士通ビジネスシステム 代表取締役社長
現在に至る

大河原 克行

日経トレンディネットの「大河原克行のこれは“にゅーす”です」の連載をはじめ、月刊宝島(宝島社)、PCfan、WindowsMode(毎日コミュニケーションズ)などで連載および定期記事を執筆中。

著書に、「ソニースピリットはよみがえるか」、「松下電器 変革への挑戦」、「作るキヤノンを支える売るキヤノン」、「ネット通販で年商100億円」、「パソコンウォーズ最前線」などがある。

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