富士通ビジネスシステム(2)〜まず大市場にシフト、中期計画は年内に発表
(聞き手:大河原 克行=フリーライター)
鈴木社長は就任直後に、社員に対して方針を示した。そのなかで、従来路線の継承をうたう一方、新たな成長戦略も示した。果たして、富士通ビジネスシステムは、今後、どんな成長を遂げようとしているのだろうか。
■社長就任直後、社員に対してはどんなことを言ったのですか。
鈴木 まず、社長が変わっても基本路線に変更はないことを示しました。過去4年間にわたって社長を務めた鈴木勲前社長が掲げた路線の骨子は、そのまま継承します。

富士通ビジネスシステム 鈴木 國明社長
鈴木前社長の方針に従って、当社は、ミッドレンジ市場へのフォーカスを強めてきました。富士通グループ全体の戦略から見ても、ミッドレンジおよび中堅中小企業市場が、当社の担当領域です。この方針は、今後も継続していきます。
さらに、ハード中心の事業構造から、ソフトサービスカンパニーに転換する計画にも引き続き取り組みます。そして、2000年度に赤字に転落した教訓を元に、必ず収益を出す体質の維持、それに伴う営業改革、事業改革を進めていきます。これも従来路線の継承です。
これらに加えて、さらに高い成長を実現するための方策も必要です。当社は、ここ2〜3年、売上高が横ばいですし、営業利益率も2%前後で推移している。これを打開しなくてはいけない。もっと、成長について論じていこう、と社員に話をしました。
■具体的には、何をしていきますか。
鈴木 一つは、もう一度、競争相手をしっかり認識しようと。システムインテグレータというカテゴリーで見れば、すべての分野で競合するわけではないが、特定のある分野においては競合する企業がいくつかある。それらの具体的な企業名を数社示しながら、競合する分野では絶対に負けるな、ということを話しました。その分野における営業利益や売上高、実績という点で負けない企業にならなくてはいけない。
もう一つは、成長のための戦略投資を加速させるということです。分野を定めて、そこに集中的に投資をしていく。まだ具体的にお話しできる段階ではありませんが、年内には方向性を決めて、来年以降、実行に移していきます。
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