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日本製紙グループ(3)〜環境に配慮し重油の使用ゼロを目指す

2005年9月9日

(聞き手:大河原 克行=フリーライター)

紙パルプ業界にとって、環境への取り組みは避けては通れない課題だ。日本製紙グループにおける環境への取り組みはどうなっているのだろうか。

■日本製紙グループでは、環境に対してどのように取り組んでいますか。

中村 環境問題には、積極的に取り組んでいます。そして、これからも、これまで以上にどんどんやっていく。まずは、重油の使用をゼロにする。また、石炭もゼロにする、とエネルギー面の方向性を明確にした。そして、もう一つ、古紙の使用量をもっと増やしていく。日本に残されている資源は、古紙とゴミしかないですよ。だから、古紙は原料として使い、ゴミはエネルギーとして使う。

日本製紙グループ 中村 雅知社長

重油ゼロは数年で達成できる。ただ、ゴミを燃料として利用するのは、少し時間がかかります。制限がありすぎる。例えば、プラスチックはサーマルリサイクルが認められていない。プラスチックを燃料として使えれば、もっといいのだが。このあたりを国として改革してもらいたい。

ペットボトルをペットに戻すには、大量の重油を使う。本当にこれでいいのか、と僕は疑問に思っている。重油ゼロ、石炭ゼロもこうした制限が解消されれば、早く達成できるはずです。

一方、新聞用紙は古紙パルプ100%で作れないかという命題を現場に与えている。これも早く実現したい。

紙は面積で勝負するものです。同じ厚さ、同じ面積の紙を、いかに木材繊維質を減らして作れるようにするか、努力が必要です。利用する木材繊維質の量を減らすことができれば、その分、省資源に直結しますからね。中性紙化することで、新聞用紙における古紙の配合率を高める。また、炭酸カルシウムの配合を増やし、木材繊維質を減らすことで、今よりも品質を高める。こうした挑戦をどんどんやっていく。

もちろん、実現するためには新たな生産設備に対する投資が必要になる。これも第2次中期計画に盛り込んでいく考えです。

next: インタビューを通じて感じたのは…

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