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■バンダイの強みと弱みとは何ですか。

上野 強みは、キャラクターを軸にして、多方面に展開できるエンターテインメント企業群を持っていることです。これは、世界的にも珍しい事業形態です。ただ、その一方、キャラクターをベースにしているので、当たりはずれによる業績の波がある。これは弱みです。

また、収益バランスの悪いところがある。一般的に、ゲームソフトなどのエンターテインメント業界は、海外事業で6割、日本で4割という企業が多い。ところが、バンダイの場合は、国内事業の比率が圧倒的な割合を占めています。グローバル時代と言いながら、海外は25%程度。さらに、全社売上高の2割を占めているガンダムのビジネスに関しては、9割以上が国内です。

これは、単に、輸出を増やせばすむ問題ではありません。バンダイが培ってきたキャラクターマーチャンダイジングのやり方が、グローバルで通用していないとも言える。ここが弱みです。

■ガンダム事業は、海外展開も可能なのですか。

上野 ガンダムは撃ち合うシーンが多いですから、そのまま米国へ輸出することはできません。米国版を作るという発想はあります。だが、具体論はない。アジアにおいては日本と同じ形でいけるでしょう。また、欧州はまったく手つかずの状況です。まだまだ、やらなくてはならない余地があるのです。

■米国に強いナムコとの経営統合で、そのあたりはずいぶん解決できるのでは。

上野 キャラクターマーチャンダイジングの問題そのものについては、やはりバンダイ自身が解決していかなくてはなりません。もちろん、ガンダムが米国に進出する足がかりとしてナムコのアミューズメント施設の資産を利用することは可能だとは思っています。

それと、強みと弱みという点で、もう一つ。バンダイ自身が完成していない部分も挙げられるでしょうね。

next: 完成していないことは…

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