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しまむら(3)〜ライバルとの競争は大歓迎

2005年7月29日

(聞き手:森川 直樹=フリーライター)

流通各社の動きが活発になってきている。ダイエーは経営陣を刷新し、巻き返しに向けて動き始めた。一方、しまむら同様に製造型小売業(SPA)を展開するユニクロも、柳井正氏が社長に復帰するなど新しい動きを見せ始めている。これらライバルの動きを野中社長はどう見ているのだろうか? そして、一時は苦戦が伝えられた、「アベイル」や「バースデイ」といった新業態の将来をどう考えているのだろうか?

■総合スーパーが改革を進め、生鮮食品部門を強化しています。一方、収益が上がらないことを理由にファッションをはじめとする他の商品群からは距離を置き始めた印象を受けます。そんな今、ファッション中心のしまむらが収益で2ケタの成長を示しているのは驚くべきことだと思います。

野中 消費が冷え込んでいるのは事実です。けれども、問題点をことごとく改善していけば十分に収益を上げられるのだということを、当社の実績は示しているんだと思います。

野中 正人氏/しまむら社長

例えば中国とのかかわりです。中国からの商品輸入には、ずっと以前から着手してきました。3年前からは、他の企業をはさまない直接物流による輸入を始めています。他社よりも早くアクションを起こしたことも大きかったのですが、それを着実に続けてきたことによって効果は生まれているんです。「中国から仕入れたらコストダウンができる」という理屈は、だれにでも分かる簡単な原理です。けれど、それをスタートさせる努力、維持し続ける努力は並大抵ではありません。これをしっかり続けてきた現場の力が収益力の向上を成し遂げたわけです。

もちろん、さらに収益力を向上させるため、現状に満足することなく、さらに力を入れていく計画です。現在は中国からの直接物流による仕入れが全体の17%という水準にまで来ていますが、今後はこれを30%にまで引き上げていこうと考えています。

next: 競争が厳しくなるなか…

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