「自分はリーダー」この気概が仕事を変える〜富士ソフト副社長 堀田 一芙氏(1)
(聞き手:三浦 優子=フリーライター)
2007年、富士ソフトに入社した堀田一芙氏は、今年61歳になる。大学を卒業後、日本IBMに入社し、30年以上同社に勤務。日本IBM時代は、パソコン、ソフトウエアなど新規事業起ち上げに携わった。
2006年、日本IBM退社後、バレーボール元全日本代表選手の三屋裕子氏が社長を務めたことで話題となった衣料品通販「シャルレ」の持ち株会社テン・アローズに転身する。日本IBMというITベンダーから、全く畑違いの婦人衣料品の通販を業務とする企業への転身は話題を集めた。しかし、転職から1年後の2007年6月、創業家からの役員解任動議を受け、テン・アローズは堀田氏をはじめとする全役員を解任した。
その年の9月、堀田氏は富士ソフトに入社する。長年在籍した日本IBMと同じITベンダーではあるが、ビジネスの中身は大きく異なる。日本IBMはメーカーとしてパソコンやソフトウエアの開発、販売を手がけている。それに対し、富士ソフトは企業のシステム構築などソフト開発事業が中心だ。自らの転身をどう受け止めているのか。また、新たな職場で堀田氏はどんな仕事をしていこうとしているのか。
仕事をしない生活は1か月で飽きた
■失礼ですが堀田さんは1947年生まれの61歳。その堀田さんが2007年9月1日付けで、富士ソフトに入社されました。60歳で、新天地で仕事をすることを思い立った理由は?

富士ソフト副社長 堀田 一芙氏
堀田 1カ月、全く仕事をしないで過ごしたんですよ。そうしたら仕事をしない生活に飽きてしまってね(笑)。「仕事をしたい!」という気持ちになったんです。
■仕事をしない生活を送ると、それに慣れてしまって、働く気力が萎えてしまうという人もいますが…。
堀田 私はその逆です。これまで仕事を通じて自己実現してきたタイプですから、仕事をしない生活は1カ月しかもたなかったということです。
そんなときに、「一緒に仕事をしないか」と、富士ソフトの野澤(代表取締役会長兼社長 野澤宏氏)から誘いを受けたんです。ただ、実は野澤さんが自分の何を見込んで誘ってくれるのか、詳細は聞かなかった。野澤と話をして、意気を感じて引き受けたんです。
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