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■なるほど。ところで、馬さんが東京エレベーターという会社を経営することになったのは、どうしてですか。

 早稲田大学に留学していた時代に、エレベーターのメンテナンスをしている会社で働いた経験があったんです。

中国に帰って上海市で弁護士の仕事を始めたころ、上海政府のある方から、「日本のエレベーターメーカーは、保守についていろいろ頼みづらいことが多い。日本の独立系のエレベーター保守の会社を紹介してくれないか」と頼まれました。私が「エレベーター保守の会社で働いた経験がある」と話したことを覚えていたんですね。しかし、探してみたものの適当な会社はありません。そう報告したら、「あなたが日本で、エレベーター保守を手掛けてほしい」と頼まれてしまった。部品調達は日本でないとできなかったからです。エレベーター保守を頼める会社が他になかったために、自分で会社を始めることになったんです。

次回は、馬氏の前向きな考え方を培った、子供時代を振り返ってもらう。

馬氏へのインタビューは3回連載です。次回は、11月1日(水)の公開予定です。

■馬 英華(ま えいか)氏のプロフィール

1965年 中国大連市生まれ
1988年 大連外国語学院 4年生在学中に来日
1990年 早稲田大学法学部入学
1996年 中国弁護士資格取得
1997年 日本で東京エレベーターを設立し、副社長に就任
1999年 早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了。中国ビジネス研究所を主宰し、中国に進出する企業のアドバイザーとして活動を開始
2004年 東京エレベーター代表取締役社長に就任。中国大連に法律事務所「上海市律和理律師事務所(馬英華律師OFFICE)」開設
現在 中国に進出している多数の企業の顧問弁護士・コンサルティングを務めるとともに、企業・大学等で講演・講義などを行う。また、独立行政法人 中小企業基盤整備機構の国際化支援アドバイザーとして中国ビジネスの手助けをしている

三浦 優子

1965年、東京都町田市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業後、2年間同校に勤務。コンピュータとはまったく縁のない生活を送っていたが、1990年、コンピュータ業界向けの週刊新聞「BUSINESS COMPUTER NEWS」を発行する株式会社コンピュータ・ニュース社に入社。13年間、IT業界のメーカー、販売店などを対象に取材活動を行う。2003年4月、同社を退社し、現在はフリーライターとして取材、執筆活動を行っている。

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