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中国人の女性弁護士が、日本でエレベーター保守会社を起業〜東京エレベーター社長 馬 英華氏

2006年10月30日

(聞き手:三浦 優子=フリーライター)

 「名刺交換をすると、すぐに名前を覚えてもらうことができます」…馬英華(ま えいか)さんは笑顔でこう話す。馬さんは中国の大連市に生まれた。早稲田大学を卒業した後、中国で弁護士の資格を取得。その後、日本に戻って、エレベーター保守の独立系専門会社「東京エレベーター」を設立した。この変わった経歴が、相手に強烈な印象を残す。

 今年、日本では安全だと思われていたエレベーターで死亡事故が起こった。保守を担当していたのがメーカー系列ではない会社だったこともあって、「独立系の保守会社」の存在がクローズアップされた。馬さんが経営する東京エレベーターにも大きな衝撃が走った。社長として、どのようにそれを乗り越えてきたのだろうか。

自分の特徴が新しいビジネスを呼び込む

■馬さんは、中国人の女性で弁護士。おまけに経営者として、エレベーター保守業務を手がける会社を日本で率いています。

東京エレベーター社長 馬 英華氏

 おかげで、お会いする人には、1回で名前を覚えていただけるんですよ(笑)。私、経営者が参加する異業種交流会に出席することが多いんです。200〜300人の出席者がいても圧倒的に男性が多い。そこに女性がいるだけで珍しい。

名刺を差し出すでしょう。名前は「馬 英華」。「中国弁護士」という肩書きも入っているし、「東京エレベーター 代表取締役社長」とも書かれている。名刺交換をした方は、すぐに名前を覚えてくださいます。

■確かに大きなインパクトがあります。

 「中国の法律に詳しくて、エレベーター保守の仕事をしている馬という人間がいる」と相手の方が記憶してくださいます。そうすると、何かあったとき、例えば法的な判断が求められるトラブルが中国であったとか、エレベーター保守が必要になったといったときに、「相談してみようか」という気持ちになっていただけるんですよ。

■すぐに相談することはなくても、「相談できそうな相手だ」という印象が残るのでしょうね。でも、物珍しい印象を与えてしまうことが、負担になることはないですか?

 私はないですね。むしろ、印象深い自分のキャラクターは、他にない「自分だけのブランド」だと思っています。いろいろな方の印象に残ることは大きな武器だと思います。

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