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■え? ほかの大学を卒業した後に、京都大学に入り直したんですか?

高橋 そうです。自分でロボットを作りたい。京都大学の工学部物理工学科に行けば、そういうノウハウが自動的に学べるんじゃないかと思ったんです。実際には自動的に学べるなんて甘い想像で、自分自身でやるしかなかったんですが。

京都大学は国立大学ですから、センター試験を受けて、さらに2次試験を受けました。普通の受験生と同じです。大学に入ってからは1年生からやり直しました。

最初に通っていたのは、立命館大学でした。私は付属の高校から推薦で大学に入ったので、入試のときはほとんど勉強しなかった。だから、あらためて受験勉強するのに苦労しました。

物理や数学など自分の好きな科目は、勉強が楽しいんです。でも、嫌いな科目は勉強しても楽しくない。だから、成績も上がらない。模擬試験を受けても、科目によって成績がものすごくでこぼこしていたんです。おかげで、合否判定は良い結果がほとんど出ない。予備校の担当者は、「こんな成績を取っていた受験生が京都大学に合格したのはなぜだ?」と思っていたみたいですよ(笑)。

■入学後は、すぐにロボット作りを始めたんですか?

高橋 はい、そうです。語学の単位は、立命館大学時代に取得した分がそのまま認められるということだったので、時間に余裕がありました。そこで最初に作ったのが、『機動戦士ガンダム』に出てくる、「ザク」というロボットのプラモデルをベースに使った二足歩行ロボット。

全く個人の趣味で、「このプラモデルが動いたらいいな」という感覚で作ったものでした。でも、ちゃんと二足歩行できたんです。「これはいい!」と思い、大学内にある特許相談室に持って行きました。そこで申請をして特許を取得したんです。

大学の制度や設備を生かして起業

■大学という環境をうまく生かしていますね。

高橋 そうですね。結局、大学時代はロボットを作りながら、いろいろなことを学んでいったという感じした。

卒業するときになって、ロボットに関するベンチャー企業をつくることができないかと考えたんです。それを京都大学の副学長の松重和美教授に相談したところ、「それでは『京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(KU-VBL)』をつくってやろう」と言っていただきました。大学内にKU-VBLの施設をつくってもらって、その入居第1号になったんです。

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